ファーム別特集
2024.10.16
PwC採用の完全ガイド:選考フローや求める人物像、成功の秘訣とは?
PwCとは?
PwC(プライスウォーターハウスクーパース)は、世界4大会計事務所の一つで、特に経営・戦略コンサルティング分野で世界的な影響力を持っています。PwC Japanグループには、経営戦略、リスクマネジメント、デジタルトランスフォーメーションなど幅広いサービスを提供するStrategy&も含まれています。特にStrategy&は、世界中のクライアントに向けた戦略策定をサポートする専門家集団として知られています。
PwCの採用は、特定のスキルや経験を重視しつつ、幅広いバックグラウンドの人材を求めており、戦略案件に強い興味を持つ人物が歓迎されます。
採用プロセス
PwCの採用は、下記のプロセスを経て行われます。
- 書類選考
- 応募者の職務経歴書、履歴書を基に、ポジションの適性が評価されます。
- 書類通過率は7~8割程度であり、適性や経験が重視されます。
- Webテスト
- GAB(General Ability Battery)と呼ばれるテストが行われ、言語理解、計数理解、パーソナリティ診断の3つで構成されています。
- 合格ラインは7~8割以上であり、論理的思考力が重要視されます。
- 人事面接
- カジュアルな面談形式で行われ、ビヘイビア質問を通じて価値観や行動力が評価されます。
- 「なぜPwCを選んだのか?」や「これまでの失敗経験を教えてください」といった質問がよく出されます。
- 2次面接(ケース面接、フェルミ推定)
- ロジカルシンキングやディスカッション能力が求められるフェルミ推定問題やケース面接が行われます。
- 合格率は20~30%と厳しいですが、ここでの成功が最終面接への鍵となります。
- 最終面接
- 役員クラスの面接で、主に質疑応答や逆質問の形式で進められます。
- リファレンスチェック
- 最終段階で、過去の職場での評価や信頼性が確認されます。
各ステップの成功の秘訣
書類選考
履歴書や職務経歴書の記載内容を、応募するポジションに合わせてカスタマイズしましょう。特に、PwCが求めるスキルや経験を明確に強調することが重要です。関連するプロジェクトや実績を具体的に書き、自分の強みをアピールできるように工夫してください。また、職務経歴書では成果を定量化して記載すると説得力が増します。
Webテスト
GABテストに備え、過去問や類似の問題集で十分な練習を行いましょう。言語理解と計数理解の問題を多く解くことで、素早く正確に回答する力を鍛えることができます。パーソナリティテストは、正直に答えるのが基本ですが、自分の価値観やPwCが求める人材像に沿うような自己認識を持つことが大切です。
人事面接
ビヘイビア質問に備えて、自分のキャリア経験や失敗・成功事例を振り返り、具体的なエピソードを整理しておきましょう。「なぜPwCを志望するのか」などの質問に対して、具体的かつ論理的に答えられるように自己分析を深め、PwCの企業文化やプロジェクトの内容にも言及できるとよいです。
ケース面接
フェルミ推定やケース問題に対応するため、ロジカルシンキングの練習が不可欠です。実際のビジネスケースを扱った書籍や問題集を使用し、問題解決のフレームワークを活用して答える練習を積みましょう。また、フェルミ推定では、問題を分解して論理的に結論を導く能力が評価されるため、簡単な日常的な問題からトレーニングを始めるのも効果的です。
最終面接
逆質問の準備を徹底しましょう。役員に対して自分がPwCでどのように貢献できるかを伝えるため、会社の戦略やプロジェクトに関する理解を深め、建設的かつ前向きな質問を用意しておきます。また、PwCでのキャリアビジョンについても具体的に語れるように準備しましょう。
PwCが求める人物像
PwCは、クライアントの未来を切り開くために積極的に貢献できる人材を求めています。特に、以下のような志向やスキルが重視されます。
戦略案件に携わりたい情熱
クライアントの経営トップと直接対話し、CXOアジェンダに取り組む機会が豊富にあるため、これに挑戦したいという意欲が必要です。
少数精鋭で成長したい
少数精鋭の組織であるため、個人の成長が直接チームやプロジェクトの成功に繋がる環境です。
自分の提案を実現まで見届けたい
戦略立案からその実現まで、クライアントと共にプロジェクトを推進し、結果を見届ける達成感を求める人が向いています。
引用:https://www.pwc.com/jp/ja/careers/new-graduate-cd/recruiting-info.html#strategy
まとめ
PwCへの採用成功の鍵
PwCでの採用を成功させるためには、しっかりとした準備と自身のキャリアビジョンを明確に持つことで、選考通過率を上げることができます。
GradsGuideのコンサルティングファーム転職相談サービスでは、実際にPwCで働いていた経験者から選考のリアルなアドバイスを受けることが可能です。ぜひ活用してみてください。
関連記事