ファーム別特集
2024.05.31
PwCコンサルティングは激務?働き方や転職事情等を解説
PwCコンサルティング合同会社は国内最大規模のコンサルティングファームであり、PwC Japanグループの一員です。さらなるキャリアアップを求めて転職を希望している方も多いでしょう。その一方で「PwCコンサルティングへの転職は興味があるが、激務と聞いて心配している」と悩む方もいます。
本記事では、PwCコンサルティングが激務といわれる理由、働き方、年収、転職事情などを紹介します。
目次
PwCコンサルティングとは?
PwCコンサルティングは、グローバル市場での競争力を高める支援を得意としており、戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングを提供している会社です。PwC Japanグループを構成している他の会社と協力して、コンサルティングだけでなく監査やディールアドバイザリー、税務、法務に関する分野まで、ワンストップで幅広い支援を提供しています。
会社概要は、以下の通りです。
名称 | PwCコンサルティング合同会社 英文名称:PwC Consulting LLC |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー |
従業員数 | 約3,250人 2021年6月30日現在 |
設立年月日 | 2016年2月 |
代表執行役CEO | 大竹伸明 |
PwCコンサルティングは激務?
PwCコンサルティングは新卒はもちろんのこと、転職先としても人気があります。しかし、PwCコンサルティングの情報をインターネットで検索しようとすると「激務」「離職」といったキーワードも一緒にヒットしがちです。
ここでは、PwCコンサルティングが激務といわれる理由や現状の勤務状況などを解説します。
PwCコンサルティングが激務といわれる理由
コンサルティング業界は、業界全体として激務の傾向があります。
また、口コミサイトで「PwCコンサルティングに勤務していたが、激務に耐えきれず転職した」といった投稿がされているのも事実です。このような口コミをSNSやブログで紹介するケースもあり、「PwCコンサルティング=激務」のイメージを作っています。
しかし、口コミをよく確認すると投稿が10年以上前のものも多く、最新の情報とはいえません。
PwCコンサルティングの最新口コミは、以下のようなものが多いです。
- 休みはしっかり取れる
- 有給休暇やリフレッシュ休暇を組み合わせれば長い休暇も取れる
- リモートワークが可能なので日本全国どこでも勤務できる
- プロジェクトベースの働き方なので、計画が立てやすく働きやすい
激務という意見はほぼ見られません。PwCコンサルティングは激務だった時期は確かにあるようですが現在は働き方改革が進んでおり、休みもろくになく会社に寝泊まりする勢いで働くといったケースはほぼ見られなくなっています。
プロジェクトによっては激務になる可能性がある
口コミによれば、現在のPwCコンサルティングは休暇が取りやすく、メリハリのある働き方ができる会社だとわかります。しかし、コンサルティング業務は支援している顧客からの要望、支援内容、プロジェクトの繁忙期/閑散期などによって勤務状況がかわります。
そのため、参加しているプロジェクトによっては激務になる可能性もあるでしょう。
また口コミによると、同社は研修が終われば新卒・中途採用関係なく職階にふさわしいパフォーマンスを求められます。そのため、慣れない業務に加えてプレッシャーを感じる人もいるでしょう。完全リモートワークが可能で、長期休暇が容易に取れても必ずしも他のコンサルティングファームに比べて仕事が楽というわけではありません。
自由度が高く結果を出せば厳しいことはいわれない傾向
PwCコンサルティングは、他のコンサルティング会社と比べて自由度が高く、体育会系の雰囲気は薄いという口コミも多いです。同じコンサルティング会社でも会社によって社風は千差万別です。「上司や先輩の意見が優先」な会社は働きにくい、と感じる方にとっては向いている可能性があります。
また、PwCコンサルティングは、公式ホームページの中で「Design」(新しい姿を描き、作る)、「Disruption」(従来の概念を覆す)、「Dimension」(多面的に考える)という3つのDを重要視していると述べています。
この理念どおり、従来の概念に囚われず新しい取り組みに挑戦的で、風通しのよい部署(ユニット)が多いようです。向上心が強く、安定よりも挑戦が好きな方にとっても居心地がよいことでしょう。
その一方で、仕事をしながら自分で勉強をし続ける大変さや、自分からコミュニケーションを取っていかないとスムーズな仕事進行が難しくなる一面もあります。
PwCコンサルティングの平均年収は?
PwCコンサルティングは、年収を公表していません。しかし、「会社の評判・口コミ enライトハウス」では、同社に勤務経験がある98人を対象にアンケート調査を行ない、平均年収の目安を公表しています。ライトハウスによると、同社の平均年収は921万円、回答者の平均年齢は32.1歳でした。
コンサルティング会社は年収が高い傾向なので、同社の平均年収は飛び抜けて高いとは感じられないかもしれません。ただし、同社の年収には幅があり、20代でも年収1,000万円も可能です。実力と向上心を併せ持っている方ならば、高い年収を得るチャンスも高まるでしょう。
PwCコンサルティングの転職事情
PwCコンサルティングは、高い年収や知名度等でコンサルタントの転職先として人気があります。ここでは、転職希望者に求められるスキルや転職方法について解説します。
PwCコンサルティングに求められる人材
PwCコンサルティングでは、公式ホームページで常時中途採用を行っています。コンサルティング業務の場合、金融・製造・ヘルスケアなどのインダストリー部門から、ビジネストランスフォーメーションのようなソリューション部門まで、細かく採用分野が分かれています。そのため、前職のキャリアを活かして働きたいといった場合は、経験を踏まえたユニットを選ぶことがポイントです。
また、共通的に求められる能力として、「周囲を巻き込む力」「人間力」などが求められています。面接ではそのあたりのことをアピールすると、採用される可能性が高まるでしょう。
なお、研修後はすぐに現場に出て立場に応じた成果を求められるため、未経験で入社した場合コンサルタントとして活躍するまで苦労する方も多いようです。未経験で挑戦する方はいち早く適応するためにしっかりと準備をして入社されることをおすすめします。
PwCコンサルティングへの転職方法
PwCコンサルティングへの転職方法には、公式ホームページからエントリーする方法と、転職エージェントを利用する方法の2つがあります。特に、PwCコンサルティングへの転職希望者をサポートした経験が豊富なエージェントを利用すれば、エントリーシートや面接を突破するコツをアドバイスしてくれたり、会社との橋渡し役になってくれたりと何かと心強いです。
まとめ:PwCコンサルティングは激務なときもあるが働きがいがある会社
PwCコンサルティングは、プロジェクトによっては激務になる可能性はあります。しかし、プロジェクトが終わったらまとまった休暇が取りやすいなど、メリハリある働き方ができます。また、結果を出せばスムーズな昇給・昇進がしやすい、自由度が高い働き方など働きやすい会社といえます。
ただし、コンサルティングファームに共通することですが、入社する部署(ユニット)によって風土や忙しいプロジェクトが多いなど働き方が異なります。
転職を検討されている方は、事前に会社だけでなくユニットやどんなプロジェクトがあるのかは可能な限り、情報収集しておくと入社してから後悔せずに済むでしょう。
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