ファーム別特集
2024.10.18
PwCコンサルティングとは?特徴や魅力・転職事情を解説
PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)は、ロンドンに本拠地を置き世界157ヵ国にまたがるプロフェッショナルファーム「PwC(プライスウォーターハウスクーパース )」のメンバーファームであるPwCJapanグループのコンサルティングファームです。
PwCは「EY(アーンスト・アンド・ヤング)」「KPMG」「デロイトトウシュトーマツ」と並ぶ世界最大の会計事務所でありBIG4とも呼ばれています。コンサル業界におけるBig4としては本記事で紹介するPwCコンサルティングを含め以下のようなファームが存在し、戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。
- PwCコンサルティング
- デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)
- KPMGコンサルティング
PwCコンサルティングはコンサルタントの転職先としても人気があり、中途入社を検討している方も多いでしょう。本記事では、PwCコンサルティングの特徴や魅力、転職事情を解説します。
PwCコンサルティングとは
PwCコンサルティングは、ロンドンに本拠地をおくbPricewaterhouseCoopers(プライスウォーターハウスクーパース)の日本におけるメンバーファーム、PwC Japanを構成する会社の1つです。PwC Japanにはコンサルティングファームのほか、PwC税理士法人、PwCアドバイザリー合同会社など、税務・法務・監査などでも知名度・実績共に高い企業が名を連ねています。
同社は、コンサル業界においてはBIG4の1社であり、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティング業務を実施しているのが特徴です。また、PwCのメンバーファームである強みを活かし、世界中に広がるネットワークと連携しながらグローバル市場での競争力強化支援も実施しています。
なお、会社概要は以下のとおりです。
名称 | PwCコンサルティング合同会社(PwC Consulting LLC) |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー |
従業員数 | 約4,500名 ※2023年6月30日現在 |
設立年月日 | 1983年1月31日 |
代表者 | 代表執行役CEO 安井 正樹 |
PwCコンサルティングの魅力
PwCコンサルティングは新卒はもちろんのこと、コンサルタントの転職先、未経験の方の転職先としても人気があります。ここでは、PwCコンサルティングファームの魅力を紹介します。
20~30代でも高収入が望める
PwCコンサルティングの年収は他業種はもとより、コンサルティング業界の中でも比較的高いファームです。
同社の年収は、公式には発表されていません。しかし、転職サイトや人財サービス会社を経営している「エン・ジャパン」が運営している口コミサイト「エンゲージ会社の評判」は、PwCコンサルティングに就業経験がある110人によるアンケート回答をもとに、同社の平均年収を以下のように発表しています。
平均年収 | 回答者の平均年齢 |
---|---|
950万円 | 約33歳 |
また、年代別平均年収は以下のとおりです。
年代 | 平均年収 |
---|---|
25~29歳 | 785万円 |
30~34歳 | 830万円 |
35~39歳 | 1,154万円 |
40~44歳 | 1,438万円 |
なお、年収の分布は400万円台~1,500万円以上と幅広く、ボリュームゾーンは700~1,000万円台となっています。25歳~29歳でも最高年収は1,000万円台という回答もあるので、結果さえ出せば若年でも高い年収が望めるといえます。
リモートワークが可能で有給のほかにも休暇がある
本記事執筆時点の情報によれば、PwCコンサルティングはリモートワークが認められています。案件次第では出社が求められることもありますが、例えば地方に住んで週に3日だけ都内のオフィスに出社といった働き方も可能です。また、育児や介護と仕事との両立もしやすいでしょう。
また、有給休暇の他にリフレッシュ休暇も付与されるので、1ヶ月近く休むことも可能です。夏季期間や年末年始には休暇取得が推奨されているため、この期間にまとめて休みを取る方もいると口コミで紹介されています。メリハリのある働き方ができるのも、同社の魅力と言えるでしょう。
働きながらスキルアップしやすい環境
PwCコンサルティングは、全社戦略・事業戦略・オペレーション戦略・イノベーション戦略・海外市場参入戦略など、さまざまな戦略コンサルティング業務のほか幅広いコンサルティングサービスを手がけています。また、知名度・実績共に高い企業のため、依頼する会社も規模が大きなところが珍しくなく、大きなニュースになるようなプロジェクトを手がけることもあるでしょう。
働きながらコンサルタントとして様々な経験を積むことができ、スキルアップしやすい環境が整っており、コンサルタントとしてのキャリアに大きなプラスになることでしょう。
PwCコンサルティングの転職事情
PwCコンサルティングは、専用のページを設けて随時複数の分野でコンサルタントを中途採用しています。また、PwCコンサルティングをより深く知ることができるセミナーも定期的に開催しており、中途採用者にも広く門戸を開いています。
ここでは、PwCコンサルティングの転職事情を紹介するので、参考にしてください。
PwCコンサルティングが求めている人材
PwCコンサルティングは、公式ホームページの中で、「Design」(新しい姿を描き、作る)、「Disruption」(従来の概念を覆す)、「Dimension」(多面的に考える)という3つのDを重要視していると述べています。革新的な考えと向上心がある方や、既成概念に囚われない人材を求めていると解釈してもいいでしょう。
コンサルタントとしての経験が浅くても、新しい知識や経験を得ることに積極的であり、既存のやり方に囚われない方ならば採用されやすい可能性もあるでしょう。
なお、コンサルタントとしての経験がなくても、コンサルティング業務に活かせる経験やスキルを持っていれば問題なく採用されるケースも珍しくありません。コンサルティングファームは中途入社する方が多いので、研修制度は充実しています。全く他業種からの転職を検討している場合は、応募した職種に活用できる知識や経験、スキルをアピールしましょう。
転職難易度は高い
PwCコンサルティングは知名度が高く実績も豊富であり、優秀な人材が日本全国から集まっている会社です。広く門戸を開いているからといって、転職するのは決して容易ではありません。同社に転職したい場合は、まず、情報収集から始めましょう。「知名度が高い」「給与が高い」といった動機だけでは書類選考は突破できません。PwCコンサルティングはもちろんのことコンサルティング業界の最新情報を調べ、自分の経験や知識をどのように活かせるか検討してください。セミナーに参加するのも一つの方法です。
そのうえで、書類対策と面接対策を行います。PwCコンサルティングともなれば書類選考にかけられる応募者も膨大です。短い文章で論理的に過去の職務経験がコンサルティング業務にどう活きるのか説明し、「面接してみたい」と思わせる文章を書きましょう。また、PwCコンサルティングでは、複数回のケース面接が行われます。論理的思考力や問題解決能力が厳しく見られますから、きちんと対策をしてておきましょう。
PwCコンサルティングは中途採用にも積極的だが難易度は高い
PwCコンサルティングは中途採用にも積極的ですが、転職の難易度は高いです。企業研究はもちろんのこと、入念な書類や面接対策も重要になります。
PwCコンサルティングについて研究をすすめていくうちに、「実際に働いていた方の意見を聞いてみたい」と考える方もいるでしょう。そのような場合は、「GradsGuide」を利用してみてください。
GradsGuideは、コンサルティングファームでの勤務経験がある「ガイド」から、コンサルティングファームでの働き方や社風等について相談できます。口コミより詳細な内容が聞けるので、企業研究に役立つでしょう。
また、コンサルタントとしての働き方や入社後のキャリア形成など幅広い相談ができます。
まずはPwCコンサルティング出身者にどのような方がいるのか知りたい方は無料登録してご相談ください。
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