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KPMGコンサルティング株式会社の年収はどのくらい?転職事情や方法も併せて解説

KPMGコンサルティング株式会社の年収はどのくらい?転職事情や方法も併せて解説

KPMGコンサルティング株式会社(以下、KPMGコンサルティング)はKPMGジャパンを構成する会社の1つであり、事業変革・リスク&コンプライアンス・テクノロジーの3分野に強みを持つコンサルティング会社です。また、KPMGインターナショナルの日本におけるメンバーファームでもあります。

さらなるキャリアアップを目指し、同社に転職を考えている方も多いでしょう。

本記事では、KPMGコンサルティングの年収の目安や転職事情、転職方法などを紹介します。

KPMGコンサルティング株式会社の概要

KPMGコンサルティングは、2014年に設立された比較的新しいコンサルティングファームです。しかし、KPMGジャパンの構成会社だけあって信頼性は高く、あずさ監査法人との繋がりで顧客を獲得することもしています。

また、組織が若いことをマイナスに捉えず「自由度が高い」「新しい取り組みへの挑戦を歓迎・サポートする風土がある」といったことを強みとしているのも特徴です。

会社概要は、以下の通りです。

会社名KPMGコンサルティング株式会社(KPMG Consulting Co., Ltd.)
代表者宮原 正弘
代表取締役社長 兼 CEO 
資本金1億円
従業員1,926名(2024年1月1日 現在)
本社〒100-0004
千代田区大手町1丁目9番7号
大手町フィナンシャルシティ サウスタワー
出所:KPMGコンサルティング株式会社

KPMGコンサルティング株式会社の年収

KPMGコンサルティングの年収は公式には公開されていません。しかし、転職サイトや人材サービス会社を経営している「エン・ジャパン」が運営している口コミサイト「ライトハウス」は、実際に同社へ勤務していた社員52人へのアンケート調査によって、おおよその平均年収を公表しています。

ここでは、KPMGコンサルティングの平均年収の目安を紹介します。

KPMGコンサルティング株式会社の平均年収の目安

回答者52人からの口コミによると、KPMGコンサルティングの平均年収は897万円です。

コンサルティング会社の中には平均年収1,000万円を超える会社もあるため、知名度に比べて低く感じられるかもしれません。しかし、今回の口コミの平均年齢34.4歳と若いため、一概に「低い」と断言はできません。

なお、年齢別平均年収の目安は以下の通りです。

年代平均年収最高年収
25~29歳677万円800万
30~34歳908万円1,200万
35~39歳902万円1,050万
40~44歳1,164万円1,900万
出所:エンライトハウス

これをみると年収は年代が上がるにつれて高くなり、年収には幅があるとわかります。
また、口コミでは以下のような意見が聞かれます。

  • 新卒や第二新卒の報酬は国内トップクラス
  • マネージャー以上の昇進は本人の努力次第
  • 給与にみなし残業代が含まれる
  • 基本給が高く賞与の比率が低い

口コミを見る限り給与に対する不満は低い傾向です。

残業や福利厚生について

KPMGコンサルティングの残業時間は、口コミを参考にすると約44時間です。コンサルティング会社は激務のイメージがありますが、近年はワークライフバランスを重視している会社も多いです。ただし、参加しているプロジェクトの進行状況によっては、長時間勤務になる可能性もあります。

また、福利厚生には交通費や退職金制度のほか、カフェテリアポイントという制度があります。年間4万円分支給され、温泉チケットなどへの交換も可能です。

このほか、休みは希望通り取りやすい、リモートワークが選択可能など働き方も融通がきく傾向です。

KPMGコンサルティング株式会社の強みや働くメリット

KPMGコンサルティングは「人を大切にするナンバーワンファーム」を目指しており、従業員が健康で長期的に働ける職場環境や効率的な仕事の進め方による生産性の向上などに力を入れています。

また、人事評価は絶対評価でプロモーションする仕組みを取り入れているため、成果を出せば速いスピードで出世していくことも可能です。年功序列の傾向が全くゼロではありませんが、20代、30代でも仕事で結果を出せば好待遇が期待できるでしょう。向上心とやる気がある方にとっては、非常にやりがいのある職場といえます。

このほか、プロジェクトは非常駐が主流で経営層など上位の役職者と対峙する傾向にあり、現場に近い立場で常駐するプロジェクトに比べて経営者視点の考え方が身に付きやすいといった意見もあります。一定のキャリアを積んだ後、経歴を活かしてフリーのコンサルタントになりたいと希望する方にとって、経営者視点での考え方が身に付くのは大きなメリットです。

KPMGコンサルティングはリスクコンサルティング・セキュリティコンサルティングの分野を得意としています。この分野は同社以外に力を入れている会社が比較的少ないため、同業他社と必要以上の競争もない傾向のようです。

KPMGコンサルティング株式会社の転職事情

KPMGコンサルティングを含むコンサルティング会社は、転職先として高い人気があります。その分、知名度が高く給与も高い傾向にある会社は転職のハードルも高い傾向です。

ここでは、KPMGコンサルティングの転職事情を紹介します。

第二新卒の採用も積極的

KPMGコンサルティングでは、社会人3年未満の方を対象に第二新卒採用を積極的に行っています。第二新卒で入社した場合、コンサルタントの基礎力を鍛える育成プログラムなど新卒と変わらないくらい手厚いサポートが行われます。そのため、他のコンサルティング会社だけでなく、銀行や商社といった他業種からの転職者もいます。

特集ページも作って第二新卒社のインタビューなども行っており、優秀な人材の獲得に積極的です。入社3年目まででコンサルティング会社に興味がある方や、現在の職場環境や業務内容に満足していない方は、一考してみる価値はあるでしょう。

中途採用者に求められるスキル

KPMGコンサルティングでは、幅広い部署(ユニット)で中途採用を実施しています。KPMGジャパンのホームページでは中途採用を行っているポジションを公開しているので、まずはチェックしてみましょう。

コンサルティングの経験が必要かどうかはポジションによって異なります。コンサルティングの経験がないと書類選考の通過が難しいものもあれば、メガバンク等の勤務経験があればコンサルティング業務の経験がない方でも問題ない場合もあります。

このほか英語力があればより有利な求人もあり、外資系企業に勤めていた方も有利な傾向です。

KPMGコンサルティング株式会社への転職をスムーズに行うコツ

KPMGコンサルティングへの転職は、公式ホームページからエントリーする方法と転職エージェントを利用する方法があります。広く公開されている求人サイトだけでは同社からの求人を見つけるのは難しいでしょう。

転職エージェントを利用した場合、担当エージェントが入社までのサポートをしてくれるメリットもあります。

特に、コンサルティング会社に勤めていた経験はあるものの、専門領域・分野をかえる場合には、転職エージェントと作戦を練っていったほうがうまくいく可能性が高まります。

まとめ:KPMGコンサルティング株式会社は若くても高収入を得られるチャンスがある

KPMGコンサルティングは、まだコンサルティング会社の中では新しい会社であり成長途中です。また、自由度が高く従業員1人1人が自分のペースで自由度高く働ける社風です。

成果を出せば昇進・昇格のスピードが速まるため、第二新卒で入社しても向上心を持って仕事に取り組めば20代~30代前半で高収入を得られる可能性もあります。

第二新卒や未経験でKPMGコンサルティングに転職を考えている方は、どのように成果を出せばよいのか、どうしたら昇進・昇格できるのか不安になることもあるでしょう。

そういった悩みがある場合には、実際にKPMGコンサルティングに第二新卒や未経験で入社し昇進・昇格したOB/OGに相談することも有効です。
GradsGuideは、コンサルティングファームのOB/OGに直接話が聞ける転職・キャリア相談プラットフォームです。

転職活動中や入社前の不安を解消し、より戦略的にキャリアが築けるようサポートしますので是非活用してみてくださいね。

コンサルティングファームへの転職に悩んだら

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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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