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KPMGジャパンの平均年収は?会社概要・社風・就職や転職の難易度も解説

KPMGジャパンの平均年収は?会社概要・社風・就職や転職の難易度も解説

KPMGジャパンは、KPMGインターナショナルの日本におけるメンバーファームです。
9つのプロフェッショナルファームによって構成されており、その中には大手監査法人(BIG4)の1つあずさ監査法人KPMGコンサルティングなども含まれます。

本記事では、KPMGジャパンの平均年収、社風や強み、就職・転職の難易度について解説します。

KPMGジャパンの概要

KPMGジャパンは、KPMGインターナショナルの日本におけるメンバーファームです。
監査・税務・アドバイザリーの3分野にわたる9つのプロフェッショナルチーム(法人)によって構成されています。

KPMGジャパンの構成法人は以下のとおりです。

なかでも、KPMGコンサルティングやあずさ監査法人は知名度が高く、コンサルタントや公認会計士にとって人気の転職先です。

KPMGジャパンの強み

KPMGジャパンは、KPMGインターナショナルの日本におけるメンバーファームの立場を活かし、日本を含むグローバルな基準での監査業務や保証業務などを行っています。
ビジネスのグローバル化は進む一方で、海外進出や海外企業と提携する企業も珍しくなくなりました。その反面、日本と海外の監査や保証業務、さらに税務に関する基準や法律の違いなどから、業務提携や進出が暗礁に乗り上げるケースも増えています。

KPMGジャパンは構成している法人同士と連携し、さらに国内外のネットワークを駆使して国内だけでなくグローバルに通用する各種サポートを行えるのが強みです。

KPMGジャパンを構成する法人の社風

KPMGジャパンを構成する法人の1つ、KPMGコンサルティングでは「オーナーシップ」「リスペクト」「コラボレーション」が重要視されています。KPMGジャパンを構成する9つの法人はそれぞれ独立していますが、必要とあれば法人同士で連携してスムーズな問題解決に努めます。また、KPMGコンサルティングはあずさ監査法人から紹介される仕事もあるなど、法人同士で仕事を紹介することもあります。

このほか、業務は上から割り振られるのではなく、従業員のやる気や能力に応じて仕事を任せる傾向です。そのため、能力があってやる気がある方ほどスキルアップのチャンスに恵まれるでしょう。

KPMGジャパンの平均年収

KPMGジャパンは複数の法人から構成されているので、法人ごとに平均年収が異なります。

ここでは、転職サイトのアンケート結果などを参考に KPMGコンサルティング・あずさ監査法人・KPMG税理士法人の平均年収を紹介します。

KPMGコンサルティング

KPMGコンサルティングの年収は公式には公開されていません。しかし、転職サイトや人財サービス会社を経営している「エン・ジャパン」が運営している口コミサイト「ライトハウス」が、同社に勤務していた47人をアンケートした結果を基に、以下のように平均年収を公開しています。

KPMGコンサルティングの年収は公式には公開されていません。しかし、転職サイトや人財サービス会社を経営している「エン・ジャパン」が運営している口コミサイト「ライトハウス」が、同社に勤務していた47人をアンケートした結果を基に、以下のように平均年収を公開しています。

平均年収回答者の平均年齢
904万円約34歳
引用元:エン・ジャパン ライトハウス

日本の30代の平均年収は447万円なので、ほぼ倍額です。一方、回答者の年収の幅も450~1900万円とかなりの幅があります。したがって、KPMGコンサルティングに入社したからといって、いきなり高額な給与を得られるとは限りません。KPMGコンサルティングの昇給や昇進は実力主義の一面があるため、向上心のある方ほど高給が得られやすい傾向です。

年齢別の平均年収は以下のとおりです。

年代平均年収
25~29歳677万円
30~34歳908万円
35~39歳902万円
40~44歳1164万円
引用元:エン・ジャパン ライトハウス

これを見ると、20代~30代にかけての昇給具合が大きいことがわかります。このほか、給与の分布は600万円代~700万円代が最も多く、次いで1000万円~1100万円、700万円~800万円代が続きます。

あずさ監査法人

あずさ監査法人の平均年収も、転職サイトや人財サービス会社を経営している「エン・ジャパン」が運営している口コミサイト「ライトハウス」が、同社に勤務していた172人をアンケートした結果を基に、以下のように平均年収を公開しています。

平均年収回答者の平均年齢
827万円約35歳
引用元:エン・ジャパン ライトハウス

KPMGコンサルティングに比べると比べて低めですが、それでも30代の年収としては高めです。年齢別の平均は以下のとおりです。

年代平均年収
25~29歳892万円
30~34歳796万円
35~39歳851万円
40~44歳835万円
引用元:エン・ジャパン ライトハウス

給与分布は700万~800万円代が最も多くなっています。年代別の平均を見ると給与の伸びはあまり期待できませんが平均程度の給与をもらっている従業員が多い傾向です。

KPMG税理士法人

転職サイトや人財サービス会社を経営している「エン・ジャパン」が運営している口コミサイト「ライトハウス」が、KPMG税理士法人に勤務していた36人をアンケートした結果を基に、以下のように平均年収を公開しています。

平均回答者の平均年齢
703万円約33歳
引用元:エン・ジャパン ライトハウス

KPMG税理士法人の平均年収は、30代の平均年収に比べると高めですが KPMGコンサルティングやあずさ監査法人に比べると低めだとわかります。年代別の平均年収は以下のとおりです。

年代平均年収
25~29歳639万円
30~34歳779万円
35~39歳775万円
40~44歳717万円
引用元:エン・ジャパン ライトハウス

給与分布をみると、700万~800万円が多い一方で1000万円代の給与を得ている方も一定数います。税理士は忙しい時期が限られているため残業代がほかの法人よりも少なめのため、給与の平均が少ないといった一面もあるようです。

KPMGジャパンへの就職・転職難易度は?

KPMGジャパンを構成する法人グループへの就職の難易度は高めです。
KPMGジャパンは知名度があるだけでなく、採用予定数が少なく競争率も高くなっています。2021年の採用人数は男女とも18名ずつでした。他の外資系会社のメンバーファームとなっている会社に比べても少ないので、企業研究はもちろんのこと自己分析など入社試験対策をしっかりとしておくことが重要です。

その一方で、第二新卒以降の転職については難易度は低めです。特に、コンサルタントや会計士、税理士として一定の経験や実績があれば採用される可能性が高まります。
新卒でKPMGを目指すよりも、一旦コンサルタントや会計士、税理士として別会社でキャリアアップをしたうえで改めてチャレンジするほうがスムーズにいく可能性があります。

まとめ:KPMGジャパンの平均年収は高めだが法人ごとに格差がある

KPMGジャパンの平均年収は高めです。しかし法人ごとに格差があります。KPMGは監査・税務・アドバイザリーの3分野のプロフェッショナルを広く募集しており、一定のキャリアや経験がある方は中途入社への門戸も開かれています。人気企業のため競争率は高めですが、転職コンサルタントを利用するなどして挑戦してみましょう。

KPMGに転職して後悔しないためには、年収だけでなく業務内容、報酬・評価制度や社風などをよく理解して、自分の希望する環境か見極めることが重要です。
KPMGのOB/OGに話を聞きたい場合にはぜひGradsGuideをご活用ください

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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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