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2025.07.02
KPMGが次世代AI基盤「Workbench」を発表:監査・税務業務でAIを安全に活用できる環境とは?
2025年6月、KPMGインターナショナルは新たなAIプラットフォーム「KPMG Workbench(ワークベンチ)」の構築を発表しました。このプラットフォームは、同社が提供する監査や税務、コンサルティング業務にAIを本格的に活用するための基盤として注目を集めています。
特に、AIの活用に対するリスクやガバナンス(統治体制)への対応を重視しており、「信頼できるAI」の実現に向けた先進的な取り組みといえます。この記事では、この発表がKPMGへの転職を考える人にとってどのような意味を持つのか、詳しく解説していきます。
目次
KPMG Workbenchとは?:AI活用の「基盤」を担うシステム

KPMG Workbenchは、これまでKPMGが提供してきたAIツール(例:監査用の「KPMG Clara」、税務用の「Digital Gateway」など)を支える共通基盤です。
このプラットフォーム上では、複数のAIエージェント(人工知能を使った業務支援ツール)やチャットボットが、相互に情報を共有しながら、より正確で効率的な業務支援を実現します。Microsoftの「Azure OpenAI Service」上に構築されており、安全なクラウド環境下で高性能なAIモデル(LLM=大規模言語モデル)を活用できるのが特徴です。
また、WorkbenchはAIの使用履歴や処理過程を可視化する仕組みを備えており、規制対応や社内ガバナンスの観点からも優れています。KPMGではこの取り組みを通じて、「透明性が高く信頼できるAI」を実現することを目指しています。
転職希望者が知っておくべき「3つの注目ポイント」

1. 最先端のAI開発に関われるチャンス
KPMGでは、AIエージェントや自動化されたワークフローを開発・運用できる人材を積極的に求めています。Workbenchのようなグローバル基盤に携わることで、AI設計やデータ利活用のスキルを深めるチャンスです。
2. 国際的なキャリア形成につながる
このプラットフォームはグローバル全体で統一された設計になっており、多国籍なチームとの協働や各国の法規制への対応経験を積むことができます。海外と連携しながら働きたい人にとっては大きな魅力です。
3. リスク・ガバナンス領域で専門性を発揮
KPMGが重視する「信頼できるAI」では、倫理的利用やデータの透明性などが問われます。このような領域に関心がある方は、専門家としてのキャリア形成において大きなアドバンテージとなるでしょう。
用語解説:「LLM」「ガバナンス」ってなに?

■ LLM(大規模言語モデル)とは?
「Large Language Model」の略で、数十億単語を学習して文章を理解・生成するAIモデル。ChatGPTやGoogle GeminiなどもLLMに該当します。KPMG Workbenchでは、これらのLLMを安全かつ業務に最適化された形で活用します。
■ ガバナンスとは?
AIやデータの扱いにおいて、倫理・安全性・法令順守を確保するための管理体制のこと。KPMGはWorkbenchを通じて、利用履歴の監視やアクセス制御を徹底し、ガバナンス強化を図っています。
まとめ:KPMGでのキャリアは「AIの信頼性を支える」立場に

AIの進化が加速する中で、KPMGは単なる技術導入にとどまらず、その活用方法に対して厳格な倫理と透明性を求めています。このような姿勢の中で新たに発表された「KPMG Workbench」は、信頼できるAIを社会に提供する基盤となる存在です。
転職を考える方にとっては、最新のAI技術に携わりながら、グローバルな規模で社会的信頼を構築する業務に関われる大きなチャンスと言えるでしょう。
出典:KPMG、グローバルAIプラットフォーム「KPMG Workbench」を構築
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