GradsGuide

インタビュー

2024.02.16

なぜGradsGuideを立ち上げたのか?

なぜGradsGuideを立ち上げたのか?

自己紹介

こんにちは。メルセネール株式会社でGradsGuideの事業責任者をしています渡辺です。
わたしはこれまで新規事業開発を中心としたビジネスコンサルティングやメンタリングを提供してきました。

そんなわたしが、外部の立場から事業にかかわるだけでなく、事業を自ら創ることを通じて世の中にインパクトを与えたいと思い、2023年12月にGradsGuide(グラッズガイド)というコンサル転職相談プラットフォームをはじめました

こちらの記事ではこのサービスを立ち上げた経緯や込めた思いをお伝えしたいと思います。
もし共感や興味を持っていただけたらうれしいです。

GradsGuideとはどんなサービスなのか?

まずはおおまかなサービスの説明を。

GradsGuideは経営コンサルティング業界への転職における悩みを解決するサービスです。
具体的には、転職希望先のファーム・部署・役職やあなたの経歴に応じてマッチングした、卒業生である「ガイド」にキャリア選択の悩みを相談したり、実際このファーム入ってみてどうだった?を聞ける、というものです。

ちなみに退職した人、卒業生を「アルムナイ」ではなく「ガイド」と呼んでいます。
自己の経験からキャリア選択を案内・アドバイスしてくれる人、という意味を込めてます。

プロセスとしては、転職希望者の方から運営に対して過去の経歴・選考状況やお悩みをお伝えいただくところから始まります。
転職希望者の「このファームのこんなこと聞きたい!」をもとに、運営から相談先としてぴったりなガイドをご紹介します。実施形態は30分~2時間のオンライン相談です。

相談には料金がかかってしまうのですが、料金はガイドの役職で決まり、相談時間に応じてガイドへの謝礼をお支払いをいただきます。

同じような仕組みのマッチングサービスはすでに世の中に多数ありますから、そんなに難しいサービスではないかな、と思います。

着想のきっかけ

着想のきっかけ自体は非常にシンプルで、実は自分が実際に相談を受けた体験から来ています。

ある日ぐうぜん、わたしの前職に転職したいという方から連絡をいただきました。
自分がいた部門とは違うところで内定が出ていた方でしたが、一緒に仕事をしたことのある部門でもあったので、となりの部門から見えている情報で良ければ…と相談にのったのです。

面接やオファー面談でどんな話をされているのかを聞いたところ、個人的にはその通りだと思う部分と、実際にはGAPがある部分や、自分の経験上これは理解しておいた方がいいと感じる点があり、あくまで個人の視点ですが会社のいいところも悪いところも率直にお答えしました。

GAPがないと”お墨付き”によって安心していただいた部分と、GAPがある可能性があると”覚悟”を持たれた部分がありつつ、結果的にはそれらを踏まえた上で転職する判断をされたようです。

やっぱりリファレンスチェック大事だな、とその方の言葉が印象的でした。
(リファレンスチェックはここでは転職先に対する第三者への事実確認の意です)
わたしの経験がだれかの転職という重要な意思決定に役立ち、満足してもらえた嬉しさと、前職にちょっと恩返しができたような気持ちがして、

この世界をもっと広げられないか?と思ったのです。
シンプルですが、これがはじまりです。

ある種面接を非難しているように感じられる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
面接で嘘をつくような業界ではないですが、採用する立場であるがゆえに、ネガティブなことでも魅力的に感じるような表現で伝えることはどうしても起こります。
情報提供側だけでなく、転職者側も経験していないことは十分理解できないですし、受け止め方も人によってまちまちだったりします。
このような量的だけでない質的な企業と転職者の情報格差によって入社後にGAPを感じたり転職という挑戦に踏み切れないのは、非常にもったいないと感じていて、これを解決したいのです。

GradsGuideを通じて何がしたいのか?

このようなきっかけではじめたサービスを通じて何がしたいのか?
そのキーワードは「フラット」です。

既にコンサル業界では複数回の転職はすでに当たり前ですし、未経験からのコンサル転職も多くありますが、社会全体として今後ますます人材の流動性は高まっていくものと思います。また、副業・兼業のような働き方も広がっていくのでしょう。

流動性が高まることで、自己実現のために職を選ぶという人生において重要な意思決定=チャレンジの機会が増えることにもつながります。機会が増える一方で、その会社で何を成すか・何を得るかを考える、意思決定の重要さは変わらないと考えています。

そのような考えから、転職という意思決定において企業と個人の情報格差を少しでも減らすために、もっとフラットな情報収集の場を作りたいと思っています。

そしてヒトの新たな挑戦への後押しになり、誰もが自分らしく働ける社会につながると信じているのです。

当面の目標としては、企業からの発信や転職エージェントや口コミから得られる情報に加え、フラットな視点でガイドへの転職相談をすることで第三者への事実確認を行う
この行動様式を転職において当たり前にしていきたい、それをまずは自分が長年経験したコンサル業界から、変えていきたいと思っています。

そもそも、会社の良し悪しというのは人によって見え方が違います。ポジティブに思うところも逆もまた同様です。
でもそんな情報を得て、安心・覚悟し自信をもって自分のキャリアを決められることが大事ですし、それができる場を提供したいと考えています

サービスの3つのこだわり

フラットな情報収集の場を提供するにあたり、重要だと考えている次の3つを大事にしたいと思います。

  • ガイドの認証・評価
    原則としてガイドは登録時点で審査を行い、相談後も転職希望者の方からの評価をしていただきます。
    審査・評価を行うことで転職希望者の方への誤った/偏った情報提供を回避することが目的です。
  • 求人の紹介は致しません
    ガイドからの求人の紹介は致しません。運営が直接求人を紹介することも同様に行いません。
    企業との利害関係があることによって、フラットな情報提供が為されないことを回避するためです。
  • 企業だけでなく部署・役職や経歴、悩みを考慮したマッチング
    同じファームの中でも、部署によって仕事内容から文化まで異なるケースがあります。
    転職希望者の方の悩みに答えるために、過去の経歴や部署・役職など、できる限り近い状況を経験し悩みに共感できるガイドとのマッチングを目指します。

ぜひご登録を!

転職希望者の方もガイドの方も会員登録は無料でできます。
実際に相談を行うまで費用は一切かかりませんので、特に転職希望者の方は、どんなガイドに相談できるのかだけでもお問い合わせください。

※こちらの記事はnoteでの記事を加筆修正したものです

コンサルティングファームへの転職に悩んだら

GradsGuideは経営コンサル業界への転職者向けの転職相談プラットフォームです。
あなたの行きたいコンサルティングファームの卒業生にオンラインで転職相談ができます。

相談できるガイド会員はMBB・Big4など大手コンサルティングファームの卒業生が多数在籍しています。
もし以下のようなお悩みがあったらぜひご相談ください!

 

  • 選考が進んでいるものの、業界未経験なのでまだ働くイメージがつかめない
  • 総合コンサルティングファームってどこも同じに見えるけど何が違うの?
  • 内定もらったけど入社後に活躍できるか不安…
  • いち早くプロモーション(昇格)して活躍するために必要なことって何?

記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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