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アクセンチュアの評判が悪いのは本当?実際の評判や口コミを解説

アクセンチュアの評判が悪いのは本当?実際の評判や口コミを解説

アクセンチュアはアイルランドに本拠地を置き、日本法人も1962年に創業している歴史ある総合コンサルティングファームです。大量採用を行っている会社として就活生や転職市場で人気がある一方、社名で検索すると「評判 悪い」「やめておけ」「口コミ ひどい」などのマイナスのキーワードも多数ヒットします。

本記事では、なぜアクセンチュアの評判が悪いといわれるのか、理由や実際の評判や口コミを解説します。

アクセンチュアの会社概要

名称:アクセンチュア株式会社(Accenture Japan Ltd)
創業:1962年
事務所開設設立:1995年12月
資本金:3億5千万円
従業員数:約23,000人(2023年12月1日時点)
事業紹介
ストラテジー & コンサルティング
テクノロジー
オペレーションズ
インダストリーX
ソング
5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供
代表取締役社長:江川 昌史

アクセンチュアは、コンサルティング業のほか近年は企業のDX支援を目的とした、DX支援ITコンサルティングやアウトソーシングも活発に行っています。

事業拡大を続けているため、常時優秀な人材を募集しています。

アクセンチュアの評判が悪いといわれる理由

アクセンチュアの社名だけで検索すると、「長時間労働」「書類送検」といったマイナスのキーワードも一緒にヒットします。これが、同社の評判が悪いといわれる一因でもあります。実際、アクセンチュアは2022年に違法残業の疑いで書類送検をされました。

アクセンチュアが違法残業疑いで書類送検された理由

2022年厚生労働省東京労働局は社員に月143時間の違法な時間外労働をさせた疑いで、アクセンチュアを東京地検に書類送検しました。当時の報道によると、同社は複数回の違法残業が確認されましたが、改善が見られなかったために書類送検されたということです。

この報道は当時大々的に行われたので、覚えている方もいるでしょう。しかし、コンサルティング会社の長時間労働は、アクセンチュア固有の問題ではありません。コンサルティング会社は、他社から多額の報酬を受けて依頼された問題を解決します。そのため、問題の内容や依頼の期間によっては長時間労働をせざるを得ないのです。

※引用:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE08A490Y2A300C2000000/
https://diamond.jp/articles/-/298719

アクセンチュアの働き方改革

現在、アクセンチュアは「Project PRIDE」という独自の働き方改革を行っています。その結果、管理職以外の社員の残業時間は平均1日1時間未満となり、離職率も働き方改革実施前の半分になりました。さらに、2023年9月時点で女性の比率が改革実施前の22.1% から37.9%へ上昇しています。女性管理職の比率も20.6%まで上昇しました。この結果を見る限り、現在のアクセンチュアは残業時間も減り、働きやすい職場になっているといえそうです。

アクセンチュアは誰でも入れるという悪い評判は本当?

長時間労働以外でのアクセンチュアの悪い評判としては、「誰でも入れる」があります。アクセンチュアの業績はずっと好調で、業務拡大と共に社員数も増やしているのは事実です。

2015年~2021年まで同社は社員数を6倍にまで増やしました。

新卒はもちろんのこと、中途採用にも門戸を広げているので「誰でも入れる」といったイメージも持たれやすいのでしょう。しかし、実際は誰でも入れるわけではありません。また、採用が増えているのはIT業務の部門です。コンサルティング部門の求人は決して高くはなく、狭き門です。

その一方でコンサルタントは転職する方が珍しくないため、社員数の多いアクセンチュアは必然的に「以前そこに務めていました」といった経験者が多くなります。これもまた、「誰でも入れる」といったイメージにつながっているかもしれません。

つまり、アクセンチュアは「誰でも入れる会社」ではなく「有能な方には広く門戸を開いている会社」といったほうが正しいでしょう。

アクセンチュアの平均年収はどのくらい?

アクセンチュアの平均年収は、821万円です。業務別平均年収は、企画や事務・管理系が808万円、ITエンジニア系が756万円、コンサルタントなどの専門職が967万円となっています。コンサルティング会社は高給といったイメージがありますが、アクセンチュアの平均年収は専門職を除けば700万円台後半です。しかし、年収には幅があり20代でも優秀ならば1,400万円程度の年収は得られるようです。30代、40代になれば最高年収は2,000万円台~3,000万円台の方もいます。

優秀な方は、それだけ高い年収を得られる様子です。やる気のある方やスキルアップに前向きな方、向上心が高い方にとってはやりがいがある会社といえます。

アクセンチュアに転職して後悔した口コミはある?

アクセンチュアに転職して後悔した口コミもあります。

内容を整理してみると、後悔の理由は以下の2つに集約されます。

  1. 求められるレベルが高すぎて仕事について行けない
  2. 職種のミスマッチがおきてしまい後悔している

これらの口コミは、主に転職者に見られます。アクセンチュアは現在100以上の職種で求人を募集しており、業務内容はそれぞれ違います。そのため、「アクセンチュア=コンサルティング会社」のようなぼんやりとしたイメージで就職すると、職種のミスマッチがおこりやすいのです。

アクセンチュアは大きな会社ですが転職後の異動はなかなか厳しいようで、そのままやる気を失うケースもあります。

また、従業員に求められるレベルが高いのは、アクセンチュアに限ったことではありません。特に、マネージャー以上の地位で転職した場合は会社からの要求も高く、転職を後悔する方もいるようです。アクセンチュアは外資系のコンサルティング会社なので、日本の会社より社員の能力にシビアです。給与に見合った結果が出せないと居心地が悪くなるでしょう。

アクセンチュアに転職して後悔しないためには?

アクセンチュアに転職して後悔したといった口コミは確かにありますが、逆にいえば「職種のミスマッチさえ起こらなければ働きがいのある職場」ともいえます。アクセンチュアの求人は多いので、ミスマッチを起こさないように求人の内容をよく確かめることが重要です。

また、転職エージェントやOB/OGに話を聞くなど第三者を介するのも有効な方法です。アクセンチュアの内情を理解している第三者に話を聞くことで、アクセンチュアでも自分に向いている職種、自分に向いていない職種が分かります。

自分のイメージややりたいことにあった職種に転職できれば、年収1,000万円台も夢ではありません。仕事をしながらスキルアップができれば、アクセンチュアで働いていたことを武器にさらに大手のコンサル会社に転職ができたり独立したりすることもできるでしょう。

まとめ:アクセンチュアに転職して後悔しないためにできること

アクセンチュアの悪い評判は、2022年の書類送検のイメージが強かったり大量採用を行っているのが主な原因でした。しかし、アクセンチュアが大量採用しているのは業績が好調で業務を拡大しているためです。働き方改革も行っており、管理職でないなら残業も他のコンサルティング会社に比べるとありません。

その一方で、募集している職種が膨大すぎて職種のミスマッチが起こりがちです。

アクセンチュアに転職して後悔しないためには、年収だけでなく業務内容、報酬・評価制度や社風などをよく理解して、自分の希望する環境か見極めることが重要です。
そのためには、転職エージェントなども積極的に利用しましょう。
また、アクセンチュアのOB/OGに話を聞きたい場合にはぜひGradsGuideをご活用ください

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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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