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アクセンチュアはどんな会社?特徴や強み・転職事情を解説

アクセンチュアはどんな会社?特徴や強み・転職事情を解説

アクセンチュアは数あるコンサルティングファームの中でも知名度が高く、「世界最大規模のコンサル」「年収が高い」といったイメージを抱いている方も多いでしょう。

アクセンチュアは、世界中50カ国、200都市以上に事業所を構える世界最大規模のコンサルティングファームです。新卒の学生はもちろんのこと、コンサルタントの転職先としても人気があります。

本記事では、アクセンチュアの特徴や強み、転職事情等について解説します。アクセンチュアに興味がある方や転職を検討している方は、参考にしてください。

アクセンチュアの概要

アクセンチュアは、世界約50カ国、200都市以上に事業所を展開しているグローバルなコンサルティングファームです。日本では1962年に事務所が開設され、1993年にアクセンチュア株式会社が設立されました。

現在は、以下のような5つの領域で幅広いサービスとソリューションを展開しています。

  • ストラテジー & コンサルティング
  •  テクノロジー
  • オペレーションズ
  • インダストリーX
  • ソング

2024年6月1日時点で従業員は約25,000人と日本最大規模のコンサルティングファームです。

アクセンチュアの強み

アクセンチュアの強みは、優秀な人材を多数抱えている点とグローバルなネットワークを活かして、最適な業界ノウハウや、次世代テクノロジーをクライアントに提供し続けられる点です。

アクセンチュアはデジタル分野のIT技術に関するコンサルティング業務が強いことも広く知られていますが、クライアントに提供するシステム開発まで一貫して手掛けることができ、顧客のニーズに対してスムーズに対応できるのも特徴です。

このほか、アクセンチュアは「日々変化を受け入れ、世界のあらゆる場所ですべてのステークホルダーのために価値を創出する」ことをコンセプトの一つとしており、時代の変化に柔軟に対応できることも強みとしています。

人材を大切にする会社

アクセンチュアは人材に対する投資を積極的に行っている会社でもあります。アクセンチュアはコンサルティングファームの中でも年収が高い傾向にあり、「会社の評判・口コミ エンゲージ」が、637人に行ったアンケート結果を元に算出した年代別の平均年収の結果は以下のとおりです。

年齢平均年収最高年収
25~29歳634万1,500万
30~34歳861万3,000万
35~39歳995万2,000万
40~44歳1135万3,200万
45~49歳1136万3,000万
出典:「会社の評判・口コミ エンゲージ・アクセンチュア株式会社

全ての年代を平均した年収は831万円、年収のボリュームゾーンは500万~1000万円です。20代でも結果を出せば1,000万円以上の年収も十分可能なことがわかります。

また、転職サイトに投稿されたアクセンチュアの口コミでは、「結果を出せば毎年10%前後の昇給が可能」「役職がマネージャークラスに上がると昇給の額が大きくなる」といったものが見られます。

向上心が強く、スキルアップに熱心の方ならば働きがいを感じられるでしょう。

アクセンチュアに限った話でありませんが、実力主義のため同じ年代でも結果を出した方と向上心が薄い方では、年収に差が出てきます。アクセンチュアは外資系企業なので、「結果を出せないとすぐに居場所がなくなる」といったイメージを持っている方もいますが、追い出し部屋等はありません。昇進しなくても勤続年数によって一定の昇給はあるといった口コミもあります。しかし、常に最高の結果を顧客から求められるので、能力の限界を感じてやめていく従業員も決して珍しくないようです。

Project PRIDEによる働き方改革

2015年より、アクセンチュアは「Project PRIDE」を実施し残業時間減少や女性比率の向上を目指し、一定の効果を上げています。同社は、2010年代までは体育会系の社風で、長期残業が当たり前の雰囲気ということで知られていました。しかし、「Project PRIDE」を実施した結果、管理職以外の社員の平均残業時間は1日1時間未満となり、離職率も実施前の半分になったようです。

したがって、「アクセンチュアは激務」「生活の中心が仕事になり、余暇を楽しめない」といった噂はあくまで会社全体のデータとしてみれば真実ではないといえるでしょう。

また、女性比率も向上しており、2023年9月時点で女性管理職比率が20.6%にまでなっています。リモートワークも可能なので部署によっては地方に住みながら働いたり、育児や家事との両立もしやすかったりする環境であるようです。

ただし、プロジェクトの進行状況やクライアントの要求によっては「残業が続く時期もある」「リモートワークが不可」といったケースもあります。しかし、これはコンサルティング業界全般に言えることです。忙しい時期が終わったらまとめて休暇を取るなどして、メリハリを付けて働けるのがコンサル業界の特徴です。

アクセンチュアの転職事情

アクセンチュアは現在も事業を拡大中であり、優秀な人材を獲得するために中途採用を行っています。公式ホームページには採用専門のページがあり、「第二新卒」と「経験者」の二分野で募集を行っています。

第二新卒の募集

第二新卒採用とは、社会人経験が半年以上4年未満の方を対象にした採用です。ITやコンサルティング、各業界に対する深い知識が無くても問題なく、新卒採用同様の研修を受けられます。

議事録や提案資料の作り方からロジカルシンキングやテクノロジーに関する知識まで、丁寧に教えてくれるので、全く別分野からの転職でも問題ないでしょう。また、関西、北海道、仙台、福島、前橋、名古屋、福岡、熊本​​の地方拠点での採用にも力を入れています。

経験者採用

アクセンチュアの経験者採用は、コンサルタント職以外でも幅広く行われています。また、キャリア登録を活用すると、希望する職種に募集がかかると情報を送付してもらったり、セミナーの案内がきたりします。

採用試験の難易度は高め

アクセンチュアに中途入社するための難易度は高めです。アクセンチュアの選考は、書類選考と複数回の面接です。一時期、アクセンチュアは中途社員を大量採用していたため、「アクセンチュアは誰でも入れる」といった口コミも見られました。

しかし、コンサルティング業務に就くには優れた思考力と優れたコミュニケーションなどが必要とされるので、事前準備なしで採用試験に臨んでも合格できる可能性は低いでしょう。

アクセンチュアの書類選考やその後に続く面接を突破するには、企業研究や面接対策をしっかりとしておくことが重要です。

まとめ:アクセンチュアは向上心の強い方やスキルアップに熱心な方には働きやすい会社

アクセンチュアは人材に投資を惜しまない会社です。向上心が強くスキルアップに熱心な方が一定の結果を出せば、20~30代で年収1000万円代も望めるでしょう。

中途採用も積極的に行っているため、転職を検討している方は企業研究や面接対策を入念に行ったうえ、採用試験に挑戦しましょう。

アクセンチュアへの転職を検討している方や、より深く企業研究をしたいと考えている方は『GradsGuide』を利用してみましょう。

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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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