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2024.06.13
アクセンチュアのWebテストの通過率は?対策ポイントと選考突破のコツ
アクセンチュアは、経営コンサルティングからテクノロジーサービス、アウトソーシングまで幅広いサービスを提供するグローバル企業です。世界中のトップ企業や国・自治体などを顧客に持ち、高い評価を得ています。そのため、学生から見た人気・注目度も非常に高く、例年、新卒採用では多くのエントリーがあります。その一方で、アクセンチュアの選考倍率は非常に高いことでも知られています。
なかでも、選考の早い段階で実施されるWebテストは、応募者の大半が受験する最初の関門と言えるでしょう。アクセンチュアのWebテストは「玉手箱」と呼ばれる形式で実施され、言語・非言語・性格の3セクションから成ります。どのセクションも一定の基準をクリアする必要があるため、万全の対策が求められます。
そこで本記事では、アクセンチュアのWebテストについて、出題形式や問題傾向、具体的な対策方法などを解説していきます。また、Webテストの通過率についても、口コミサイトの情報などを参考にしながら考察します。
アクセンチュアのWebテスト概要と通過率
アクセンチュアの新卒採用選考では、エントリーシート(ES)提出後、まず最初にWebテストが実施されます。このWebテストは「玉手箱」という形式で行われ、全応募者が受験することになります。玉手箱は、言語、非言語、性格の3つのセクションから構成されています。
言語セクション
文章読解、言葉の意味理解、長文穴埋めなどが出題されます。日本語能力を問う問題が中心となります。
非言語セクション
数的処理、図形問題、論理思考などが出題されます。素早く正確に解答することが求められます。
性格セクション
性格や価値観を問う質問に回答していきます。回答パターンから、応募者の資質や適性を判断するためのセクションです。
Webテストの全セクションの試験時間は、合わせて1時間半程度です。
それでは、気になるWebテストの通過率について見ていきましょう。アクセンチュアの公式サイトでは通過率は公表されていないため、手がかりとなるのは口コミサイトの情報です。
ある口コミサイトでは、ESの通過率は30%程度、その後のWebテストは80%以上が通過するという情報が寄せられています。つまりESの段階で厳しい選考が行われ、Webテストはある程度ESで絞られた人が受験するため、相対的に通過率は高くなるということです。
Webテスト対策のポイント
アクセンチュアのWebテストで高得点を取るためには、事前の対策が欠かせません。ここでは、言語、非言語、性格の各セクションごとに、対策のポイントを見ていきましょう。
(1) 言語対策
言語セクションは、文章読解、言葉の意味理解、長文穴埋めなどが出題されます。対策としては以下のようなものが挙げられます。
- 頻出の言語問題パターンを押さえておく(例:二語の関係、熟語の意味、文章中の空欄補充)
- 語彙力を高めるために、日頃から読書を心がける
- 制限時間内に素早く解答できるよう、時間を意識した練習を行う
(2) 非言語対策
非言語セクションは、数的処理、図形問題、論理思考などが出題されます。以下のような対策が有効です。
- 基本的な計算問題(割合、速度、集合など)を素早く解けるようにしておく
- 円グラフや表の読み取り問題に慣れておく
- 図形の展開・裏返し、立体把握の問題を練習しておく
- 論理思考問題(順序推理、真偽判定など)のパターンを理解する
(3) 性格対策
性格セクションは、性格や価値観を問う質問に回答していきます。ここでは、企業の求める人物像を理解し、それに沿った回答ができるようにしておくことが大切です。
アクセンチュアが求める人物像としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 論理的思考力が高く、ビジネスセンスを備えている
- コミュニケーション能力が高く、チームワークを大切にできる
- 変化を恐れず、新しいことにチャレンジできる
- グローバルな環境で活躍できる語学力・適応力を持つ
これらを意識しつつ、自身の経験と照らし合わせながら、一貫性のある回答を心がけましょう。ただし、ありのままの自分を偽ってまで企業の求める人物像に沿おうとする必要はありません。あくまで自然体で、自分の良さが引き出せるよう回答することが大切です。
Webテスト当日の注意点
事前対策を万全に行ったとしても、当日の心構えや環境が整っていなければ、実力を十分に発揮できません。ここでは、Webテスト当日の注意点をいくつか挙げていきます。
通信環境・機器の事前確認
Webテストはオンラインで実施されるため、安定したインターネット接続と、テストに適したデバイスの準備が欠かせません。万が一のトラブルに備えて、予備のデバイスやテザリング可能なスマートフォンも用意しておくと安心です。
リラックスして臨む
試験当日は、緊張で力が入りすぎてしまうものです。しかし、過度の緊張は集中力を削いでしまい、実力が発揮できなくなってしまいます。「今までの対策を信じて、自分らしく解答すれば大丈夫」と自分に言い聞かせることも大切です。平常心を保つことが、ベストの結果につながるでしょう。
時間配分を意識する
Webテストでは、限られた時間内にすべての問題を解き終えなければなりません。時間配分を誤ると、後半の問題で時間が足りなくなり、正答率が下がってしまう恐れがあります。
試験中は常に残り時間を意識し、以下のように時間配分を工夫しましょう。
- 各セクションの問題数と制限時間を把握しておく
- 1問あたりの回答時間を計算する
- 問題文は速読し、選択肢から答えを絞り込む
- わからない問題にはマークをつけ、後半で時間があれば戻る
- 簡単な問題から先に解答し、時間を短縮する
適切な時間管理は、高得点につながる重要なポイントです。
アクセンチュア選考の全体像と対策
ここまで、アクセンチュアのWebテスト対策について詳しく見てきました。しかし、内定獲得のためには、Webテストだけでなく、その後に続く選考も突破していかなければなりません。
ここでは、アクセンチュアの選考フロー全体を振り返り、各選考の狙いとポイントを確認していきましょう。
選考フローと各選考の狙い
アクセンチュアの選考は、以下のようなフローで進んでいきます。
- エントリーシート(ES)提出
- Webテスト
- グループディスカッション(GD)
- 1次面接
- 最終面接
ESでは、志望動機や自己PRなどが問われます。学生時代の経験や、アクセンチュアを志望する理由を論理的に述べることが求められます。
Webテストについては、これまで詳しく見てきた通りです。言語・非言語・性格の適性を総合的に判断されます。
GDでは、与えられたテーマについてグループで議論し、問題解決に導きます。論理的思考力、コミュニケーション力、リーダーシップなどが評価のポイントとなります。1次面接では、与えられた課題についてのディスカッション(ケース面接)が行われることもあります。最終面接では、志望動機やキャリアプランについて深く掘り下げた質問がなされます。
内定獲得までの心構え
アクセンチュアの選考は、どの段階でも高い倍率が予想されます。特にGDから最終面接にかけては、厳しい競争を勝ち抜いていかなければなりません。
しかし、だからこそ対策は早めに始めましょう。ESの段階から、「なぜアクセンチュアなのか」「アクセンチュアでどのようなキャリアを描くのか」を深く考え、説得力のある志望動機を練り上げておくことが大切です。
GDや面接では、論理的思考力とコミュニケーション力が重視されます。日頃から社会課題や企業の事例について知識を深め、自分の意見を構築する練習を積んでおきましょう。
まとめ
本記事では、アクセンチュアのWebテスト対策を中心に、選考全体の流れと内定獲得のためのポイントを詳しく解説してきました。
Webテスト、ES、GD、面接と関門が多いアクセンチュアの選考を突破するには、論理的思考力とコミュニケーション力を鍛え、企業研究と自己分析を深めることが欠かせません。皆さんの健闘と合格を、心よりお祈りしております。
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