ファーム別特集
2024.08.30
アクセンチュアの福利厚生は?気になる大手コンサルファームの待遇を調査!
アクセンチュアはアイルランドに本社がある、世界最大級のコンサルティングファームとして知られています。大手の外資系企業のため、『福利厚生については最低限しか整備されてないのでは?』と想像される方も多いのではないでしょうか?
そんなアクセンチュアの福利厚生と、他の大手コンサルティングファームの福利厚生についても調査しましたので、気になる方はぜひ本記事をご覧ください。
目次
アクセンチュアの福利厚生を紹介!
まず初めに、アクセンチュアの福利厚生から紹介します。ここで紹介する福利厚生の制度は企業が任意で社員に提供する、いわゆる法定外福利厚生の制度となります。
- 交通費・住宅手当
通勤交通費は全額支給となっており、住宅手当については賃貸の場合に限り、月3万円 の支給があります。しかし、注意点としてはマネージャー以上の管理職になると、住宅手当は支給対象外となります。また、新幹線や特急券、セカンドハウスからの通勤は対象外となる点も注意が必要です。
- 健康・医療
社員の健康を守るために、アクセンチュア健康保険組合が手厚いサポートをしています。定期健康診断や人間ドック、メンタルヘルス・カウンセリング窓口の設置等、多くのサービスを社員に提供しています。また、傷病休暇(年間20日程度)があり、有給休暇と別途付与されており、診断書や病院の領収書を提出すれば、傷病休暇を使用することができます。また、長期収入所得補償(LTD)という制度があり、これは病気やケガ等により長期間働けなくなった際に最大5年間、年収の60%が補償される制度になります。
- 出産・育児支援
産前産後休暇(産前6週間、産後8週間)・育児休暇や配偶者の出産時休暇(出産日の前後1ヶ月以内に1日)は制度として設けられています。また、母体保護休暇というものがあり、これは妊娠中の体調悪化時に80時間までの休息、定期受診等で月一回まで通院のための特別有給休暇を取得できます。そのほかにも、子が一歳になるまで育児時間を1日1回1時間まで育児の時間を有給扱いで取得できたり、ベビーシッターの4,400円分の割引券、育児コンシェルジュサービスや、法人契約しているベビーシッターの予約制度など、多岐にわたる出産、育児支援制度を取り揃えています。
- クラブ活動
アクセンチュアでは、社内のコミュニケーションを大事な福利厚生と考えているため、クラブ活動を積極的に推進しています。
スポーツ部・・・テニス、ゴルフ、野球、サッカー、バスケットボール、フットサル、ダイビング、トライアスロン、スキー、ダンス、バイク等
文化部・・・芸術、探検、軽音楽、写真、室内楽、実験、手話、茶道、将棋、釣り、ワイン、クルージング、カラオケ、eスポーツ等
- 財産形成関連
退職金制度はないものの、確定拠出年金(401k)が用意されており、希望により前払い退職金として受け取ることも可能です。
- 自己啓発関連
アクセンチュアが用意する20,000を超える教育コンテンツがあり、自分の成長したいスキルに合ったカリキュラムを選択し、受講することが可能です。また、外部のセミナーについても、上司の承認次第では負担なしで参加することも可能です。
- 働き方関連
利用においては一定の条件を満たす必要がありますが、働き方についても多様な働き方ができる制度が充実しており、フレックス制度や在宅勤務制度はもちろん、2022年8月から『ロケーションフレキシビリティ制度』というものが導入されました。これは、フルリモートでの在宅勤務制度であり、日本全国どこからでも勤務ができる制度となっています。
このように、福利厚生についても非常に手厚く、社員のパフォーマンス、エンゲージメント向上のために、あらゆる制度を設けているのがアクセンチュアの特徴となります。
他のコンサルティングファームの福利厚生は?Big4各社との比較!
では、他のコンサルティングファームの福利厚生はどうなっているのでしょうか?コンサルティングファームの各大手企業と福利厚生についても比較してみました。
PwCコンサルティング合同会社
制度の種類 | 内容 |
---|---|
休暇・働き方に関する制度 | ・年次有給休暇・リフレッシュ休暇 ・FWA制度(閑散期に短時間勤務、週3〜4日の出勤にできたり、3ヶ月の休職ができる制度) ・コアなしフレックスタイム制 ・在宅勤務 |
結婚・出産・育児に関する制度 | ・結婚特別休暇 ・出産特別休暇 ・育児特別休暇 ・育児休業 ・ワーキングペアレンツ支援 |
保険・年金・退職金に関する制度 | ・確定拠出年金制度 ・公認会計士企業年金基金 |
資格取得に関する制度 | ・語学学習支援制度 ・資格取得支援制度 |
その他の制度 | ・クラブ活動 |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
制度の種類 | 内容 |
---|---|
休暇・働き方に関する制度 | ・年次有給休暇 ・フレキシブルワークプログラム時間外勤務、休日出勤の免除短時間勤務所定勤務日数の低減(週3〜4日) |
結婚・出産・育児に関する制度 | ・妊活休暇 ・看護休暇 ・ベビーシッター利用補助 |
保険・年金・退職金に関する制度 | ・健康保険制度 ・確定拠出年金制度 |
資格取得に関する制度 | ・Tech MBA(MBA取得支援制度) ・EY Badges(社内の認定資格制度) |
その他の制度 | ・全国契約宿泊施設の割引利用 ・東京海上日動メディカルアシスト ・メンタルサポートサービス |
このように、会社によっては福利厚生の制度にも違いがあることがわかります。
PwCコンサルティングは、FWA制度が特徴的であり時期によって柔軟な働き方が出来る制度を、EYストラテジー・アンド・コンサルティングではTechMBAやEY Badges等、スキルアップの福利厚生の制度が充実していることがわかりました。
このようにアクセンチュアだけでなく各社ユニークな福利厚生に取り組んでいることがわかりますね。
アクセンチュアに転職するためには
そんな福利厚生が充実しているアクセンチュアですが、転職難易度はとても高いです。理由としては3点挙げられます。
- 人気・競争率が高い
アクセンチュアは世界最大級のコンサルティングファームの為、年収の高さ、成長機会の豊富さ、その後の転職や起業などキャリアパスの広さから人気も高く、競争率も非常に高くなっています。また、「Project PRIDE」によって、コンサル業界では数少ない働き方改革に成功した会社の為、年々人気は高まっています。
- 求められる能力・スキルが高い
求められる能力も高く、以下のような能力が求められます。
- コミュニーケーション能力
- プロジェクトマネジメント能力
- ビジネススキル
- ITスキル
ただ、逆を言えば入社出来ればこれらの能力が身につくので、大きくスキルアップ出来る会社といえるでしょう。
- 選考対策が難しい
アクセンチュアでは、以下のようなフローで選考が進みます。
- 書類選考
- 面接(2回〜3回、部門や一次面接の評価次第でケース面接が入る)
※Webテストや筆記試験も評価によって有りか無しか変わる
コンサルタントとしての適性や論理的思考を問われる面接となっている為、勝ち抜くにはそれ相応の準備をして望まなければなりません。
また、面接では自己紹介や職務経歴以外では以下のような質問が多いとのことでした。
- なぜ転職するのか
- なぜコンサルタントなのか
- なぜアクセンチュアなのか
これらについて深掘りが中心になるので、自分の経験を棚卸しして、深掘りしておく必要があると共に、自らの経験を論理的に、かつ実績を定量的に一貫性を持って話せると、採用に大きく近づけそうです。
まとめ:アクセンチュアの福利厚生は充実しているが、入社は難易度が高い
アクセンチュアは外資系の大手コンサルティングファームですが、社員のパフォーマンスとエンゲージメント向上のために、多額の投資をして福利厚生を充実させています。また、2022年からはロケーションフレキシビリティ制度も取り入れているように、時代に合った新しい制度もどんどん取り入れている会社であることがわかりました。一方で、入社難易度はとても高いため、『アクセンチュアに入ってみたいけど、自分が入れるか不安、、、』と悩まれている方も多いでしょう。
そこでオススメしたいのが、『GradsGuide』というコンサル転職に特化した相談サービスです。
こちらでは、コンサルティングファームで実際に働いていたOBOGの方々に、オンラインで相談が出来るサービスとなっており、会員登録は無料です。もちろん、アクセンチュアで働かれていた方も多く在籍されています!
- 自分が志望するコンサルティングファームの元社員の話を聞ける
- 転職エージェントやネットの情報だけではわからない生の声が聞ける
- 匿名で利用できるので聞きたいことを率直に話せる
- コンサル入社後のキャリアプランも相談できる
- 採用企業や転職エージェントとは一線を画すので忖度なしの本音のアドバイスがもらえる
このように、コンサルタントとして現場で働かれていた方と繋がれるサービスは珍しいですね!
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