ファーム別特集
2024.08.14
アクセンチュアソングのケース面接は高難易度?突破するポイントは?
アクセンチュアソングとは、総合コンサルティングファーム「アクセンチュア株式会社」(以下、アクセンチュア)の中で、主にマーケティングに関わるプロジェクトを担当する部門です。近年採用も活発に取り組んでおり人気も高く、転職を志す方も多いでしょう。
アクセンチュアソングのキャリア採用試験にはケース面接があり、高難易度といわれています。
本記事では、アクセンチュアソングの特徴や魅力、ケース面接の概要や突破するポイントなどを紹介します。
目次
アクセンチュアソングの概要や魅力
アクセンチュアソングとは、総合コンサルティングファームであるアクセンチュアの中で、主にマーケティングに関わるプロジェクトを担当する部門です。アクセンチュアは内部に4つの大きな部門があり、アクセンチュアソングはその一角を担っています。かつては「アクセンチュアインタラクティブ」という名称でしたが、2022年に改名しました。
アクセンチュアは、世界50カ国、200都市以上に事業所を展開しているグローバルな総合コンサルティングファームです。日本法人は1962年に事務所を開設、1995年に設立と外資系コンサルティングファームの中では長い歴史と高い知名度、そして豊富な実績を持つ会社です。
アクセンチュアソングの特徴
前述したようにアクセンチュアソングは、マーケティングに関わるプロジェクトを主に取り扱う部門です。アクセンチュアといえば、戦略・ITが強いイメージがありますが、他部門もそれぞれ特色あるコンサルティングを実施しています。
コンサルティングファームの中ではマーケティングを取り扱っているところは少なく、その分差別化も図れています。また、マーケティングの提案や支援だけでなく、広告代理店のような業務も行っているのも特徴です。Youtubeに紹介動画もアップされているので、興味がある方は視聴してみましょう。
中途採用にはコンサルタントだけでなく、広告代理店出身者など多彩な経歴を持った方が採用される傾向があります。
アクセンチュアソングの魅力
アクセンチュアは、世界各国に事業所を展開しており社員の個性を伸ばす社風が特徴です。アクセンチュアソングも同様で、柔軟性のある働き方ができます。一例を挙げると、2018年より全従業員に適用されている「在宅勤務制度」です。2020年以降多くの会社に取り入れられたテレワークを、アクセンチュアはいち早く取り入れ、離職率を大幅に下げました。
また、フリーアドレス制やオンライン会議システムを採用し、社内の好きな場所で仕事ができます。
このほか、多様なデジタルツールを積極的に導入し、従業員同士で情報が素早く共有できるような工夫もされています。
アクセンチュアソングの平均年収
アクセンチュアソングは平均年収を公にしていません。しかし、就職サイトが運営している口コミサイトなどによると、約874万円が平均とみられています。年収800万円代は、コンサルタントの年収としてはほぼ平均です。
突出して高いとはいえませんが、他の職種に比べると高めです。
なお、この数値はあくまでも全体の平均であり、ポジションや実績によっては年収が1,000万円を超えるケースもあるでしょう。
アクセンチュアソングはどんな人に向いている?
アクセンチュアソングは、コンサルティングファームには珍しいマーケティング関係のプロジェクトを主に扱っています。そのため、一般的なコンサルティングファームとは異なり、広告関係の知識や経験が重宝されるでしょう。
そのため、広告業界出身の方も多く採用されています。例えば「マーケティング事業に関わり一定の成果を出した」「より多く分野でマーケティングに関わりたい」といった方に適しています。
このほか、柔軟な考えができる方やデジタルマーケティングに関して豊富な知識や実績を持っている方も歓迎される可能性があります。
アクセンチュアソングの採用難易度とケース面接
アクセンチュアは、常時キャリア採用(中途採用)を行っており、アクセンチュアソングも同様です。なお、アクセンチュアソングはアクセンチュア4部門の中でも人気があり、倍率は高めです。
アクセンチュアソングのキャリア採用試験は、書類選考・一次面接(ケース面接)・最終面接の3段階が実施されます。ここでは、ケース面接の対策を中心に採用試験を突破するポイントを紹介します。
ケース面接の概要と測られる能力
ケース面接とは、「論理的思考力」や「問題解決能力」を測るために実施される面接試験です。ケース面接の流れは、以下のようになります。
- 面接官より特定の課題が出される
- 一定時間考えた後、解答を答える
- 解答に対して質問がされるので、解答に矛盾しないように答える
アクセンチュアソングでは、利益率や業務の改善、売上を上げる、コストカットなどのテーマが出題される場合が多いようです。
考える時間は5~10分程度、面接官の質疑応答は提案した施策に対する不安や、失敗した場合の対処法、施策が成功するまでの具体的な期間などが質問され、回答によってはかなり突っ込んだ質問をされる可能性もあるでしょう。
ケース面接の突破率は公表されていませんが20~30%と推測されています。10人に2~3人しか突破できません。かなりの狭き門といえるでしょう。
アクセンチュアソングのケース面接でチェックされるポイント
アクセンチュアソングのケース面接では、質疑応答が重要視されます。課題を出され、それをスムーズに解くまでは「できて当たり前」とみなされています。
質疑応答の際は突っ込んだ質問に対して、建設的な意見を返すように心がけましょう。相手を言い負かそうとする必要はありません。例えば、施策の弱点を突っ込まれたら、そこをカバーする別の施策を提案するというのも効果的です。
前述したように、ケース面接では「論理的思考力」や「問題解決能力」が試されます。
実際にプロジェクトを実施している最中に想定外のトラブルが発生することは決して珍しくありません。最初に建てた計画にこだわらず、あらゆる事態に柔軟に対応できる姿勢を見せましょう。
アクセンチュアソングのケース面接を突破するポイント
アクセンチュアソングのケース面接を突破するには、模擬面接が有効です。ケース面接を突破する参考書はたくさん販売されていますが、「課題」に対する「模範解答」はあっても、質疑応答までカバーしているものは少ないです。
参考書を読んでケース面接の手順や例題を確認したら、模擬面接をしてもらって「想定外の質問」に答える訓練をしましょう。
まとめ:ケース面接対策を入念に行ってアクセンチュアソングスの採用選考を突破しよう
アクセンチュアソングスはアクセンチュアの中でも人気部門であり、幅広い分野から人材を登用するため、キャリア採用のハードルも高めです。しかし、要となるケース面接対策をしっかりしていれば、残るは最終面接だけです。
ケース面接は質疑応答が重要視されるので、模擬面接をしてもらって「想定外の質問」になれる訓練をするといいでしょう。
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