ファーム別特集
2024.07.03
ベイカレント・コンサルティングの採用大学を調査!学歴フィルターの真相に迫る
ベイカレント・コンサルティングは、1998年に設立されたDX支援を軸に企業の経営課題の解決を行う日系コンサルティングファームです。
デロイトトーマツコンサルティングのようなBIG4、そしてアクセンチュアのような外資系ファームと違い、日系の独立系ファームとして年々成長を遂げるベイカレント・コンサルティングですが、ネットで調べると学歴フィルターが存在するとの噂。
どこの大学出身者が採用されているのかもあわせて徹底調査しました!
目次
ベイカレント・コンサルティングに学歴フィルターは存在する?
ベイカレント・コンサルティングの学歴フィルターに関しては一定の学歴フィルターがあるというのが結論になります。理由としては2つ挙げられます。
1. 採用大学が限定的
ベイカレント・コンサルティングは新卒で毎年100人〜150人程度の学生を採用しています。
年度 | 新卒採用人数 |
---|---|
2022年度 | 162名 |
2021年度 | 124名 |
2020年度 | 154名 |
一方で、マイナビ2023に掲載されていた採用大学は以下の通りでした。
【ベイカレント・コンサルティングの採用大学】
青山学院大学、大阪大学、学習院大学、関西大学、関西学院大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、上智大学、中央大学、東京大学、同志社大学、東北大学、名古屋大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学
国内最大級のコンサルティングファームだけあって、採用人数は非常に多いですが、採用大学はかなり少ない印象を受けました。
採用大学の偏差値の下限はMARCH・関関同立レベルという事がわかります。
会社側から学歴フィルターの有無については公式な発表こそありませんが、一定の学歴フィルターはありそうです。
2. 年収が高く、高学歴な候補者が集まりやすい
ベイカレント・コンサルティングは新卒・転職市場でも人気が高い企業の一つですが、その理由に年収の高さが挙げられます。
上場企業のため、有価証券報告書で平均年収を公開していますが、2023年2月期の有価証券報告書によると、平均年収は1,118万円と開示されています。これは日本の企業の平均年収ランキングでも51位に入る高さですが、ランキング入りしている他の企業が平均年齢が30代後半〜40代に対し、ベイカレント・コンサルティングは32歳と非常に若いため、若いうちに高年収が期待できる企業として、人気が高まっています。
また、年収が高いといわれるコンサルティングファーム・シンクタンクの平均年収は、マイナビエージェントのデータによると、平均年収は635万円となっており、業種別でみても高い水準となっていることがわかります。
そして、以下は役職別の年収ですが、ベイカレント・コンサルティングは新卒1年目から500万を超え、最短6年目でシニアコンサルタントまで昇進すると年収1,000万超えも期待できる会社です。
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
アナリスト | 500〜650万円 | 1〜3年目 |
コンサルタント | 600〜900万円 | 3〜7年目 |
シニアコンサルタント | 900〜1,150万円 | 6〜10年目 |
マネージャー | 1,100〜1,400万円 | 10〜15年目 |
シニアマネージャー | 1,300〜1,600万円 | 15〜20年目 |
パートナー | 2,000万円〜 | 20年目〜 |
しかし、ベイカレント・コンサルティングは新卒採用よりも中途採用の方が多く、またコンサルタント未経験者に対しても積極的に採用を進めており、前職の関連経験がなくてもポテンシャル重視で採用を行っています。中途採用になると、出身大学よりも前職の経験や専門性がより評価されるため、採用大学の幅は新卒採用よりも広がるので、学歴に自信がない方も諦める必要はありません。
ベイカレント・コンサルティングで働く魅力とは?
そんなベイカレント・コンサルティングですが、働く上で、年収以外の魅力があるのも人気の理由だと考えられます。他コンサルティングファームと大きく違う点が以下の通り3点あります。
1. ワンプール制を採用している
ベイカレント・コンサルティングの強みともいえるのが『ワンプール制』を採用している点です。ワンプール制とは、役職や勤続年数などに関係なく、全てのコンサルタントが同じ部門に所属する制度です。
多くのコンサルティングファームでは業界・領域別に部門を分けるのが一般的ですが、ベイカレントコンサルティングではワンプール制を採用しているため、部署を分けていません。
ワンプール制で業務を進めていくことで、業界や領域をまたいだ経験を積み重ねることで、キャリアの幅が広がるメリットがあります。また、クライアントが抱える複雑な課題に対しても、一つの領域にとどまらない提案ができることから、クライアント側にもメリットがあるのが特徴です。
2. 人材育成・キャリアサポートが充実している
ベイカレント・コンサルティングでは、人材育成にも注力しています。具体的には、3つのトレーニングと2つのキャリアサポートの制度があり、中長期的に活躍できる人材を育成しています。
人材育成プログラム | 概要 |
---|---|
Selection Program(選抜プログラム) | ・高難易度プロジェクトやテーマへの参画を希望するコンサルタントに対し、社内でオーディションを行う・オーディションに合格したコンサルタントのみが、対象プロジェクトやテーマにアサインされる |
専門知見トレーニング | ・必要知識と最先端トレンドを各産業やテーマのエキスパートが指導する・専門的な知見により、コンサルタントへのプロジェクトへの付加価値を向上させる |
コアスキルトレーニング | ・職位や役割に応じて、豊富なトレーニングメニューを受けられる・コンサルタントの成長とプロジェクトの付加価値の向上に寄与する |
キャリア担当制度 | ・コンサルタント一人一人に専任のキャリア支援担当を配属する |
キャリアサポート制度 | ・語学力向上補助、社外研修補助などの自己研鑽をサポートしている |
3. 働き方改革に積極的である
コンサルタントといえば、激務やブラックといったイメージもある方も少なくはないかと思いますが、ベイカレント・コンサルティングは働き方改革にも積極的であり、健康経営優良法人『ホワイト500』には3年連続で選出され、2022年の月平均残業時間は21時間と、長時間労働の抑制にも大きな実績をあげています。
ベイカレントコンサルティングの選考フローは?
そんなベイカレント・コンサルティングですが、以下のようなフローで選考が進みます。
- 書類選考
- 適性検査
- 面接(2回〜3回)※職種によって回数は変動する
面接では、人事、現場マネージャー、役員などの面接官が想定されます。
毎回しっかりと準備をして臨みましょう。
また、面接では自己紹介や職務経歴以外では以下のような質問が多いとのことでした。
- なぜ転職するのか
- なぜコンサルタントなのか
- 入社後どのようなキャリアを積みたいか
- なぜベイカレント・コンサルティングを志望したのか
- 売上を2倍にする方法を教えてください(ケース面接)
自らの経験について深掘りが中心になるので、自分の経験を棚卸しして、深掘りしておく必要があると共に、自らの経験を論理的に、かつ実績を定量的に一貫性を持って話せると、採用に大きく近づけそうです。
また、ケース面接と呼ばれるコンサルタント採用特有の面接もある可能性が高いため、事前に繰り返し練習をしておきましょう。
まとめ:一定の学歴フィルターはあるが、中途採用であれば入社の可能性は広がり、多くの魅力がある企業!
ベイカレント・コンサルティングは、学歴フィルターは一定の範囲内で存在していると考えられますが、コンサルティングファームの中でも年収が高く、入社後の育成制度、キャリアサポートも充実しているため、就職、転職人気も年々高まっているということがわかりました。
ベイカレント・コンサルティングに転職する為には、情報収集を行い、どんな対策をすればいいかをイメージをする必要があります。
そこでオススメしたいのが、『GradsGuide』というコンサル転職に特化した相談サービスです。
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- 転職エージェントやネットの情報だけではわからない生の声が聞ける
- 匿名で利用できるので聞きたいことを率直に話せる
- コンサル入社後のキャリアプランも相談できる
- 採用企業や転職エージェントとは一線を画すので忖度なしの本音のアドバイスがもらえる
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