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2025.02.12
野村総合研究所(NRI)の最新マルチクラウド戦略とは?

近年、企業のデジタル変革(DX)が加速する中、クラウド活用の重要性が増しています。特に野村総合研究所(NRI)は、パブリッククラウドを柔軟に活用できる「マルチクラウド戦略」を推進し、新たなサービスを展開しています。この記事では、NRIの最新戦略を分かりやすく解説し、転職を考えている方にとって有益な情報をお届けします。
目次
NRIが推進する「マルチクラウド戦略」とは?

マルチクラウドとは?
「マルチクラウド」とは、複数のクラウドサービスを組み合わせて利用する戦略のことです。これにより、特定のベンダーに依存することなく、企業ごとに最適なクラウド環境を構築できます。NRIは、セキュリティの強化とデータ主権の確保を目的としたマルチクラウド戦略を推進しており、今回新たに2つのサービスを発表しました。
1. NRIデジタルトラスト(仮称)とは?

企業がDXを進める中で、サイバーセキュリティの確保は不可欠です。「NRIデジタルトラスト」は、クラウドの安全な活用を支援するための総合的なセキュリティサービスです。NRIセキュアテクノロジーズと共同で提供され、企業のセキュリティ対策を強化します。
提供される主な3つの機能
- セキュリティビルトインクラウド
クラウド環境の構築・運用に必要な高度なセキュリティ対策をあらかじめ組み込んだクラウドサービス。企業のコンプライアンス遵守を支援。 - セキュア開発プラットフォーム
AIやソフトウェア開発において「セキュリティ・バイ・デザイン」を標準実装したプラットフォーム。 - サイバーフュージョンセンター
24時間365日体制でサイバー攻撃の監視・対応を行い、企業のIT環境を強固に守る。
このように、NRIデジタルトラストは、企業が安心してクラウドを活用できる環境を提供するサービスです。
2. 高性能AI実行環境の提供

近年、生成AI(ChatGPTのような大規模言語モデル)や機械学習の活用が進んでいます。しかし、企業がAIを導入する際には「データ主権」の確保が課題となります。データ主権とは、データの保管場所やアクセス権を企業が完全に管理できることを意味します。
NRIは、この課題を解決するために、最新のGPU(NVIDIA H100)を導入し、企業向けの高性能AI実行環境を提供開始しました。
どんな企業に向いている?
- 金融機関:厳格な規制に対応したAIプラットフォームを必要とする企業
- AI開発企業:大規模言語モデル(LLM)のトレーニングや推論処理を安全に行いたい企業
- 機密データを扱う企業:自社のデータを外部に出さずにAI活用を進めたい企業
NRIのAIプラットフォームは、金融業界向けに特化した「NRI 金融AIプラットフォーム(仮称)」として提供される予定です。
NRIへの転職を考えている方へ
NRIは、クラウド、AI、セキュリティといった最先端技術の分野で積極的な事業展開を行っています。以下のような方には特におすすめの企業です。
- クラウド技術に興味がある人:AWSやOracle Cloudの知識を活かしたい方
- サイバーセキュリティに関心がある人:セキュリティエンジニアやSOC(Security Operations Center)に興味がある方
- AIの活用に携わりたい人:機械学習エンジニア、データサイエンティストを目指す方
- 大規模プロジェクトに挑戦したい人:大手企業のDX支援やクラウド導入プロジェクトを担当したい方
NRIは、マルチクラウド戦略やAI実行環境の構築など、今後さらに需要が高まる分野で活躍できる環境を提供しています。
まとめ:最先端技術に挑戦するならNRIへ!
NRIは、マルチクラウド戦略を強化し、セキュリティとデータ主権を重視した新サービスを展開しています。特に、企業のクラウド活用を支援する「NRIデジタルトラスト」や、高性能AI実行環境の提供は、今後のDXを加速させる重要なポイントです。
転職を考えている方にとって、NRIは最先端技術に携われる魅力的な企業です。クラウドやAI、セキュリティ分野でキャリアを積みたい方は、ぜひNRIへの転職を検討してみてはいかがでしょうか?
出典:野村総合研究所、マルチクラウド戦略に基づくサービスを拡充し、顧客企業のガバナンス強化と利便性向上を加速
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