コンサル業界特集
2025.06.17
コンサルティングとは簡単に言うとどんな仕事?内容から年収まで総まとめ
コンサルティングとは簡単に言えば、企業や組織が抱える課題を整理し、最適な解決策を提案・実行支援する仕事です。本記事では、そんなコンサルティング業界の全体像や分類、未経験からの転職方法、最新の年収情報をわかりやすく紹介します。
目次
コンサルティングとは簡単にどういう仕事か?

「コンサルタントって何をしているのかよく分からない」という声は、業界外の方からよく聞かれます。実際、コンサルティングとは簡単に一言で言い表すのが難しいほど、幅広い分野にまたがっています。
しかし本質はシンプルで、クライアント(企業や組織)の課題を特定し、解決に導くことがコンサルティングの仕事です。問題が曖昧な段階からヒアリングを重ねて現状を整理し、原因を分析、課題を特定して、改善のための戦略・施策を立案します。さらに、提案だけにとどまらず、クライアントと並走して実行支援まで行うことも少なくありません。
例えば以下のような場面で活躍します:
- 売上が伸び悩む企業に対して、マーケット分析を通じた新規顧客開拓戦略の立案
- 社内の人材定着率が悪い企業に対して、制度や育成の仕組みの再設計
- 古いシステムに依存している会社への、IT化・デジタル化支援
どの分野でも、共通して必要なのは論理的な思考、構造化されたアプローチ、そして顧客への貢献意識です。
コンサル業界の主な分類と役割の違い

コンサルティング業界は、一枚岩ではありません。多様な課題に対応するために、コンサルタントにもそれぞれの専門分野があります。代表的な分類を以下に紹介します。
戦略コンサルタント
主に経営層と直接やりとりを行い、企業全体の将来戦略を構築するのが戦略コンサルです。業務内容は、企業の方向性決定、新規事業の立ち上げ支援、M&A戦略の策定、海外進出の戦略立案など、企業経営の「中枢」に関わるテーマが中心です。
求められる能力も高度で、仮説思考、定量分析力、マクロな視野、そして説得力あるストーリーテリングが求められます。ファームとしてはマッキンゼーやBCG、ベインなどが有名です。
経営(業務・組織)コンサルタント
戦略よりも「実行」に重きを置くのがこの領域です。業務フローの見直し、人事制度の改革、組織開発、コスト削減など、より現場に近いテーマを扱います。
たとえば「売上は好調だが、社員が疲弊して退職者が続出している」ような場合、組織構造やマネジメントの仕組みを見直し、健全で持続的な運営を可能にする改善提案を行います。
ITコンサルタント
DX(デジタル・トランスフォーメーション)が注目される中で、ITコンサルの需要は急増しています。業務効率化のためのシステム導入、データ活用の仕組み構築、セキュリティ体制強化などが主なテーマです。
特にSAPやSalesforceなどの専門システムを扱うプロジェクトでは、業務理解とIT技術の橋渡し役として重要なポジションを担います。
その他の専門コンサルタント
- 人事コンサル:採用戦略、評価制度、研修体系の構築
- 財務コンサル:M&A、資金調達、事業再生支援
- 公共政策コンサル:自治体・官公庁向けの政策立案や制度改革
これらの分野は専門性が高いため、一定の業界経験や資格が求められる場合があります。
未経験でも目指せる?コンサル転職に必要なスキルと素質

コンサルタントには高度なスキルが求められますが、未経験からの転職も十分可能です。実際、ファームの多くは「ポテンシャル採用」として、異業種からのチャレンジを歓迎しています。
必要とされる基本スキル
- 論理的思考力
複雑な問題を因数分解し、構造的に整理する能力。ケース面接などでも必須。 - 情報収集・分析力
限られたデータから本質を見極め、判断材料として活用する力。ExcelやPowerPointの活用も重要。 - 提案力・プレゼン力
解決策を相手に分かりやすく伝え、納得を得るためのコミュニケーション能力。 - タフネス(体力・精神力)
長時間労働やプレッシャーにも負けない耐性も求められる場面があります。
向いている人の特徴
- 問題を見つけるのが得意で、放っておけないタイプ
- 不確実な状況でも冷静に行動できる
- 人と協力して何かを成し遂げるのが好き
- 学習意欲が高く、成長への貪欲さがある
転職準備で押さえておきたい4つのステップ

コンサル業界を目指す際には、明確な準備と戦略が必要です。下記4ステップを踏むことで、転職成功の確率が高まります。
1. 自己分析
「なぜコンサルなのか」「自分はどんな価値を提供できるのか」を言語化しましょう。面接では動機とロジックの一貫性が強く問われます。
2. 業界・企業研究
戦略系・業務系・IT系といった分類だけでなく、各ファームの強みや社風を調べることで、自分との相性を見極めましょう。
3. スキル習得とケース対策
ロジカルシンキングの本やフレームワークの勉強、ケース面接の演習は必須です。ケース面接は独特な形式なので、場数を踏んで慣れることが重要です。
4. 職務経歴書・面接準備
過去の実績を数値や構造で説明できるよう整理しておきましょう。「課題→行動→成果」の流れで説明するスタイルが効果的です。
役職別の年収レンジの目安

コンサル業界は他の業界と比べて年収が高いことで知られています。以下は、日本国内の代表的なファームにおける2025年時点の平均的な年収目安です。
| 役職 | 年収レンジ(万円) |
|---|---|
| アナリスト(新卒~3年目) | 450〜800 |
| コンサルタント(3〜6年目) | 600〜1,200 |
| シニアコンサルタント(6〜10年目) | 900〜1,300 |
| マネージャー(8〜12年目) | 1,000〜1,500 |
| シニアマネージャー〜ディレクター | 1,500〜2,500 |
| パートナー/プリンシパル以上 | 2,500〜5,000以上 |
成果主義の色が濃いため、同じ職位でも年収には開きがあります。特に外資系戦略ファームでは、パフォーマンス次第で1,000万円台前半から数千万円まで年収が伸びることもあります。
まとめ:コンサルティングとは簡単に言えば「変革の推進者」
コンサルティングとは簡単に言うと、企業の未来を切り拓く「変革の推進者」です。現状を分析し、より良い状態へと導くための知恵と行動力を提供する役割を担います。
その本質は、単なるアドバイスにとどまらず、「クライアントとともに課題を乗り越える」こと。未経験であっても、しっかりと準備をすればコンサル業界で活躍することは十分可能です。
知識、思考力、そして行動力を磨き、キャリアの可能性を広げていきましょう。
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