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2025.05.07
デロイトトーマツがERP導入企業を完全子会社化!経営管理領域での存在感がさらに加速

転職を検討する人にとって、企業の成長戦略や注力分野はとても気になる情報ですよね。今回、デロイト トーマツ グループがERP導入支援を主力とする企業を完全子会社化し、経営管理支援の体制を一層強化したというニュースが発表されました。本記事では、デロイトトーマツが今どんな領域に力を入れているのか、またその中で求められるスキルやキャリアの可能性について、初心者にもわかりやすくご紹介します!
目次
なぜ今「ERP導入支援」が注目されているのか?

今回、デロイト トーマツ グループが買収したのは、ERP導入支援に特化した「フォーブス株式会社」。これにより、経営管理の高度化を実現するための体制がより強固なものになります。
ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業の人事・会計・在庫などの基幹業務を一元的に管理できるシステムのこと。企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める上で、ERPの導入は欠かせない要素となっており、これを支援するコンサルタントのニーズが急増しています。
デロイトトーマツはもともと、会計や監査の専門知識をもとにしたアドバイザリーサービスを展開してきましたが、今後はERP導入の企画から設計、運用までワンストップで提供可能な体制に進化。中堅企業を中心に、より幅広いクライアントへの支援が期待されています。
ERPとは?初心者でもわかる基礎解説

転職を考えるにあたって「ERPって何?」と疑問に思った方も多いはず。ここでは簡単にその仕組みと活用事例をご紹介します。
● ERP(統合基幹業務システム)とは?
ERPとは「Enterprise Resource Planning」の略で、企業の財務、会計、販売、生産、在庫管理などの情報を一元管理できるシステムのこと。従来は部門ごとにバラバラに管理されていた情報を統合し、業務効率を大きく改善することができます。
● 代表的なERPツール
デロイトトーマツが特に注力しているのは、Oracle NetSuiteというクラウド型ERPツール。中堅企業にも導入しやすく、会計・決算・在庫管理などの機能が豊富に備わっています。買収したフォーブス社は、過去3年で40社以上のNetSuite導入実績があり、そのノウハウはデロイトトーマツの強力な武器になるでしょう。
デロイトで求められる人材像とキャリアの可能性

ERP領域の強化は、デロイトトーマツがどのような人材を今後必要としているかを読み解くヒントにもなります。今回の動きから見えてくるのは、「デジタル×会計」や「業務改善×IT」といったスキルを持った人材へのニーズです。
● 必要とされるスキルセット
- 会計・経理の基礎知識
- クラウドサービスやSaaSの理解
- ERPツールの導入経験(あれば尚可)
- 業務プロセス改善の視点
ITエンジニア出身の方でも、ビジネス側の知見を磨けばキャリアチェンジが可能ですし、逆に会計職出身の方もITスキルを学べばコンサルとして活躍の幅が広がります。
● キャリアパスの一例
- ERP導入プロジェクトの支援業務
- クライアントへの業務改善提案
- 将来的にはDX推進コンサルタントやプロジェクトマネージャーへ
多様なバックグラウンドの人材が、それぞれの強みを活かしてキャリアアップできるフィールドが整っているのが、デロイトトーマツの魅力です。
次のステップを踏み出してみませんか?
デロイトトーマツがERP領域に注力しているという今回の動きは、同社が今後「デジタル×業務改革」の中核を担っていく意志の現れです。会計やITの知識を活かして、より幅広い支援を行いたいと考えている方にとって、まさに今が絶好のチャンスと言えるでしょう。
「自分に向いているかも」と思った方は、まずは情報収集から始めてみてください。志向に合ったプロジェクトに関わるためには、正しい準備と行動が大切です!
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出典:トーマツ、ERP導入が主力「フォーブス」の全株式を取得|Deloitte Japan
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