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アクセンチュアがリインベンション体制を始動──生成AI時代に向けた「全社改革」とは?

アクセンチュアがリインベンション体制を始動──生成AI時代に向けた「全社改革」とは?

2025年6月、アクセンチュアは「生成AI」や「データ活用」を軸に、従来のサービス提供体制を大きく見直すことを発表しました。すべての部門を統合し「リインベンション(再創造)サービス」として一本化するこの改革は、業界でも類を見ない大胆な動きです。

「変化を恐れず、変化を仕掛ける側にまわる」。その姿勢を明確に打ち出した今回の方針転換は、アクセンチュアへの転職を考える人にとって、重要な示唆となるでしょう。

なぜいま「リインベンション」なのか?

アクセンチュアが掲げた「リインベンションサービス」は、単なる組織変更ではなく、ビジネスそのものを再構築するための新体制です。背景には以下のような要因があります。

■ 生成AIの急速な普及

ChatGPTをはじめとする生成AIの登場により、あらゆる業種で業務の再設計が求められています。アクセンチュアはこの技術を活用し、顧客企業の変革スピードをさらに加速させようとしています。

■ 顧客のニーズの複雑化

単に「IT導入する」「業務を効率化する」といった従来型のコンサルティングだけでは通用しない時代。戦略からデザイン、実装、運用までを一気通貫で担う体制が不可欠です。

■ グローバル競争の激化

米国を中心に、戦略・テクノロジー・人材などが一体となって競争優位を築く動きが加速。これに対抗するためにも、より柔軟で統合されたサービス提供が求められています。

経営体制の大幅刷新──誰が新しいアクセンチュアを動かすのか?

2025年9月1日付で経営体制が一新され、「リインベンションサービス」の中心には以下のようなキーパーソンが配置されます。

  • マニッシュ・シャルマ氏:新たに設置される最高サービス責任者(CSO)に就任。全世界のサービス実行を統括。
  • ジョン・ウォルシュ氏:米国市場CEOに就任。アクセンチュア最大のマーケットである米国の成長を牽引。
  • ケイト・ホーガン氏:グローバルCOOに昇格。全社オペレーションの最適化を担う。

また、以下の5つの専門部門の責任者がそれぞれの知見をもとに連携し、新体制を推進します。

部門 責任者 役割
Strategy & Consulting ジュリー・スウィート氏 戦略と業務改革を指導
Song デビッド・ドロガ氏 ブランド体験やデザイン強化
Technology ラジェンドラ・プラサード氏 AI・クラウド技術の統括
Operations ヘレン・マクナマラ氏 業務最適化支援
Industry X ナレッシュ・ナヤック氏 製造業・インフラ領域のDX支援

転職希望者が注目すべき「4つのキャリア機会」

アクセンチュアの再編に伴い、転職者にとっても新しいチャンスが広がっています。

1. 生成AI導入の最前線に立てる

プロジェクト単位で生成AIを活用したソリューションの設計から実装、運用まで一貫して関わることができるため、最先端の技術トレンドを体感しながら働けます。

2. 部門を横断するプロジェクトに関われる

統合型組織により、コンサル×テクノロジー×デザインの掛け合わせが進化。複数領域にわたる経験が得られ、キャリアの幅が大きく広がります。

3. 「再創造」をリードする人材へ

単に業務を改善するだけでなく、顧客ビジネスを再設計・再構築する視点が求められます。課題解決だけでなく、未来の姿を描く力が重要視される環境です。

4. グローバルな経営に触れる機会が豊富

新体制では、世界中の経営陣と密接に連携することが想定され、国際的なビジネス感覚やリーダーシップを学ぶ絶好の機会です。

用語解説:「リインベンション」「COO」ってなに?

■ リインベンション(Reinvention)とは?

直訳すると「再発明」や「再構築」。ビジネスにおいては、既存の仕組みを根本から見直し、技術・体制・人材を活用して全く新しい形に作り変えることを意味します。

■ COO(最高執行責任者)とは?

Chief Operating Officerの略。企業全体の業務執行を統括する役職で、戦略の実行責任者ともいえます。CEOを補佐し、組織の現場を回す要の存在です。

まとめ:アクセンチュアで「変革を生み出す人材」になる

アクセンチュアの今回の改革は、単なる再編ではなく、生成AI時代の働き方・価値の出し方に合わせた全社的なシフトです。多様な専門性を横断的に組み合わせ、顧客の変革を支援する――その先頭に立つ機会が、今まさに広がっています。

「変化の中でこそ成長したい」「AI時代に通用するビジネス人材になりたい」と考える方にとって、今のアクセンチュアは最高の挑戦の場となるでしょう。

出典:アクセンチュア、AI時代に向けて成長モデルを刷新

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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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