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2025.05.31
デロイト トーマツが描く経理の未来図とは?生成AIで変わる会計業務
転職を考えるなら、業界の「いま」を知ることはとても大切です。デロイト トーマツが発表した新サービスは、まさにその象徴ともいえる革新的な取り組み!
2027年に施行される「新リース会計基準」への対応を、生成AIやAI-OCRでサポートする体制を構築し、企業の経理・財務部門の課題解決に乗り出しました。
本記事では、初心者にもわかりやすくその内容を解説しつつ、デロイト トーマツに転職を考えている方が知っておきたいポイントに焦点を当ててご紹介します。
目次
新リース会計基準ってなに?会計が変わるその中身を簡単解説

「新リース会計基準」は、2027年4月から日本基準として適用される制度です。これは、国際会計基準(IFRS)に準じた形で、企業のリース取引をより厳密に会計処理することを求めるものです。
具体的には、それまで「オペレーティング・リース」として費用処理していた多くの契約も、原則として資産計上の対象になります。つまり、企業はリース契約を「借り物」ではなく「資産」として扱う必要が出てくるわけです。
企業が直面する主な課題
- リース契約の管理業務の煩雑化
- 会計システムの更新
- 業務フローや内部統制の見直し
- 経営数値やKPIへの影響の再評価
こうした課題を、テクノロジーの力で包括的に解決しようとしているのが、今回のデロイト トーマツの取り組みです。
生成AIが会計業務を変える!サービスの具体的な中身とは?

デロイト トーマツの新サービスは、単なるツールの提供ではなく、「経理業務のオペレート」まで含めた包括的支援を実現しています。中核を担うのが、群馬県前橋市に新設された「Deloitte Tohmatsu Corporate as a Service Operate Center MAEBASHI」です。
導入される主なテクノロジー
- AI-OCR:紙やPDFの契約書をテキストデータ化。手書き文字や複雑な表形式も高精度で読み取り可能。
- 生成AI:契約書からリース料、期間など会計に必要な情報を自動抽出。
- リース計算アプリとの連携:抽出した情報をもとに、使用権資産やリース負債を計算し、仕訳情報を出力。
これにより、契約書の読み込み・データ化・仕訳出力までを一気通貫で自動化。経理担当者の業務負荷を大幅に軽減し、正確な会計処理が実現できます。
デロイト トーマツへの転職を考える人が知っておくべきポイント

今回の取り組みから見えるのは、デロイト トーマツの「会計×テクノロジー×実行支援」という総合力です。特に注目すべき点は以下の3つです。
1. 生成AIなど最先端技術の活用に積極的
従来の「助言」型コンサルに加えて、「業務のオペレーション」まで含めた支援体制を敷いており、AIや自動化の導入により、クライアントの実務を丸ごと支えるフェーズへと進化しています。
「コンサル×実務」のスキルを磨きたい人にとって、最適な環境です。
2. 地域拠点の強化で働き方の多様化が進む
前橋に設置されたオペレートセンターのように、首都圏以外でもキャリアのチャンスが拡大中。リモートや地方勤務を含めた多様な働き方が可能になりつつあります。
3. コーポレート部門向け支援に強みを持つ
財務・経理、リスク管理、非財務情報開示など、企業のバックオフィス変革を一括でサポートする力があり、業務改善やシステム導入の知見も幅広く吸収できます。
次のステップを踏み出してみませんか?
デロイト トーマツの今回の発表は、テクノロジーを駆使して経理業務を進化させる姿勢を強く打ち出したものです。単なる会計知識だけでなく、生成AIやシステム連携といったスキルも学べる環境は、まさに次世代型コンサルタントを目指す方にぴったり!
これからの時代、経理や財務といった「守りの領域」でも、テクノロジーを活用した「攻めの支援」が求められます。そんな変化の最前線で、あなたのキャリアを築いてみませんか?
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出典:デロイト トーマツ、新リース会計基準対応に向けた包括的なサービスの提供を開始 | デロイト トーマツ グループ
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