GradsGuide

アクセンチュアの評判が両極端な理由は?転職先としての人気度と共に解説

アクセンチュアの評判が両極端な理由は?転職先としての人気度と共に解説

アクセンチュアは、世界50カ国、200都市以上に事業所を展開しているグローバルなコンサルティングファームです。日本法人は1962年に事務所を開設して以来、幅広いサービスとソリューションを提供し続けています。

就活生だけでなく転職を検討しているコンサルタントからの注目度も高い企業です。
アクセンチュアを志望しているものの、「アクセンチュアの評判を検索したら良い評判と悪い評判の両方が出てきたため、どちらを信頼していいか迷っている」と悩む方もいるでしょう。

本記事では、アクセンチュアの評判に良いものと悪いものがある理由を、転職先としての人気の度合いと共に紹介します。

アクセンチュアの概要

アクセンチュアは、世界最大規模の総合コンサルティングファームです。世界中50カ国、200都市以上に事業所を構え、経営課題の解決はもちろんのこと、デジタルマーケティングやITシステムの導入、製造業のDX化など幅広い支援を行っています。

日本法人は1962年に創業され、2024年3月時点で約23,500人の従業員が所属しており、以下のような領域で、起業支援のサービスを展開しています。

  • ストラテジー & コンサルティング
  •  テクノロジー
  • オペレーションズ
  • インダストリーX
  • ソング

アワードの受賞歴も豊富で、ビジネス雑誌やWebニュースで取り上げられることも多く、新卒・転職希望者共に人気があるコンサルティングファームの1つです。

アクセンチュアの評判

アクセンチュアの評判は、多くの口コミサイトや転職サイトで確認できます。良い評判もあれば悪い評判もあり、どれを参考にしていいか迷う方もいるでしょう。また、インターネットで「アクセンチュア」を検索すると「やめておけ」「激務」といったマイナスな意味を持つ関連キーワードも出てくるため、不安になっている方もいるでしょう。

ここでは、アクセンチュアの良い評判、悪い評判の両方を紹介すると共に、なぜ両極端の評判があるのかを解説します。

アクセンチュアの良い評判

アクセンチュアの良い評判には、以下のようなものが挙げられます。

「多様なプロジェクトがあり、成長する機会が豊富

働き方に柔軟性があり、リモートワークも可能。出勤時間などもプロジェクトによっては調整しやすい」

「ベビーシッター補助制度をはじめとして、女性が働きやすい環境が充実している」

評価が適性に行われるので働きがいがある」

給与が業界の平均より高めに設定されているため、非常に満足している」

良い評判は、自身が積極的に成長できる、柔軟な働き方ができる、女性が働きやすい、給与が高いといったものが多いです。

アクセンチュアの悪い評判

一方、悪い評判としては以下のようなものが挙げられます。

「昇給・賞与は本社の影響を受けやすい。日本法人の売上がよくても本社の業績が悪ければ、昇給が期待できない場合がある」

配属先によって人間関係に差がありすぎ、ミスマッチが起こると働きづらい」

メンバーの入れ替わりが激しく、プロジェクトごとに役割分担を見直す手間がかかる」

「実力主義なので、成長が見られないと会社にいづらくなる」

外れ上司に当たると人間関係が最悪になる」

悪い評判を総合すると、プロジェクトのミスマッチがあったり上司との相性が悪かったりすると働きにくくなる、実力主義の面があるので昇進しないと居続けられないといったところです。

しかし、これらの評判そのものは、アクセンチュアに限りません。どのような会社であれ上司や同僚との相性は当たり外れがあります。また、アクセンチュア以外のコンサルファームでも、実力主義のところは多いです。

このような評判を見たときに単にネガティブに受け取るのではなく、ミスマッチがあったときにどうサポートがあるか(例えばプロジェクトのアサイン変更や社内異動できる仕組みがあるか)や、評価基準がどのようであるかを知ろうとする方が良いでしょう。それを勘案したうえで自分にとって適している環境なのか判断するべきです。

アクセンチュアで良い評価が生まれる理由

アクセンチュアは、2010年代前半まで、長時間労働が当たり前の労働環境で知られ、業界内でもそのような認識のコンサルタントは多かったです。離職率もかなり高く女性従業員も働きにくい環境だったといわれていました。

しかし2015年から「Project PRIDE」という働き方改革に乗り出し、結果、管理職(マネージャー以外)の残業時間が1時間未満、離職率の低下、女性従業員の比率アップなの成果が上がりました。

「働きやすい」「ワークライフバランスが取りやすい」「女性が働きやすい」といった口コミは、Project PRIDEの結果といえるでしょう。

また、働き方改革によって「長時間労働が当たり前」といった意識もなくなったのも良い口コミが増える一因になったようです。

アクセンチュアの悪い評判がなくならない理由は?

アクセンチュアでは、2万人以上の従業員がいてさまざまなプロジェクトに関わっています。「どうしても相性が良くない同僚や上司」と一緒に働かざるを得ないケースもあるでしょう。実力の高い人ほど「もっと良い環境で仕事をしたい」と躊躇なく転職を選び、比較の中で給与への不満が悪い評判として記される場合もあります。

また、アクセンチュアは2022年3月、東京労働局によって社員に違法な長時間労働をさせたとして書類送検されました。同社は働き方改革を行いましたが、プロジェクトによってはどうしても、長時間労働になるケースもあるようです。

知名度が高い会社が起こした問題は、長くインターネット上に残る傾向があります。アクセンチュアの記事も未だにネット上で読むことができ、悪い評判の原因になっている可能性もあります。

また、口コミの多くはどうしても主観的になりがちです。「外れ上司」や「人間関係のミスマッチ」とは実際どのようなものだったのかはなかなかうかがい知ることができません。どのような事実をもって評価されているのかは実際にアクセンチュア社員と対話することでしか把握は困難でしょう。

アクセンチュアは転職先として人気がある?

アクセンチュアは、良い評判と悪い評判の両方が多い、コンサルティングファームです。
転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」が実施した2025年度卒就活生が選ぶ「就職注目企業ランキング」では、注目企業1位を獲得しています。

転職先としても人気が高く、多くの転職サイトでアクセンチュアの求人を扱っていたり、コラム等でアクセンチュアの話題を掲載したりしています。

アクセンチュアの悪い評判として「誰でも入れる」がありますが、入社難易度は比較的高い企業です。
評判の背景はアクセンチュアが2015年~2021年まで、社員数を3倍にまで増やしたこと、コンサルタントだけでなくSEやIT関連業務に就く人材も広く採用したことが理由だと考えられます。求人数も多く「誰でも入れそう」といったイメージが付きやすいのです。

対策をしっかりしても、落とされる方も大変多くいます。面接対策だけにとらわれず、企業研究をしっかりとしてのぞむことが大切です。

まとめ:アクセンチュアの評判は自分で情報収集して判断しよう


アクセンチュアは、良い評判と悪い評判の両方があります。それは、アクセンチュアに限ったことではありません。どのような会社も両極端の評判があります。どの評判を参考にするのかは、自分の判断で決めましょう。

しかし、口コミだけでは具体性に欠けていたり、評価の根拠がわかるとは限りません。限定された文字情報では汲み取ることも難しいケースが多いです。

そんな時には、アクセンチュアに勤務経験のある方と対話することで、リアルな情報を取りに行くことをおすすめします。

GradsGuideは、コンサルティングファームに特化した転職相談プラットフォームです。コンサルOB・OGに直接話を聞けるため、リアルな社風や働き方、社内環境、勤務していて良かったこと、悪かったことなどがわかるでしょう。

転職を検討していて、アクセンチュアについて忌憚ない意見を聞きたいと思っている方は、利用してみてはいかがでしょうか?

コンサルティングファームへの転職に悩んだら

GradsGuideは経営コンサル業界への転職者向けの転職相談プラットフォームです。
あなたの行きたいコンサルティングファームの卒業生にオンラインで転職相談ができます。

相談できるガイド会員はMBB・Big4など大手コンサルティングファームの卒業生が多数在籍しています。
もし以下のようなお悩みがあったらぜひご相談ください!

 

  • 選考が進んでいるものの、業界未経験なのでまだ働くイメージがつかめない
  • 総合コンサルティングファームってどこも同じに見えるけど何が違うの?
  • 内定もらったけど入社後に活躍できるか不安…
  • いち早くプロモーション(昇格)して活躍するために必要なことって何?

記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

メディア一覧に戻る

関連記事