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コンサルティングファームランキングとは?参考の仕方を解説

コンサルティングファームランキングとは?参考の仕方を解説

コンサルティングファームへの転職を考えている方の中には、「コンサルタントファームランキング」や「コンサルランキング」といったページが気になる方もいるでしょう。「できれば有名なファームに転職したい」「ランキング上位になった会社に転職したほうが有利では?」と考える方もいるかもしれません。

今回は、コンサルティングファームランキングとはどのようなものか、参考の仕方と共に解説します。

コンサルティングファームランキングとは何か

コンサルティングファームランキングとは、年収や就職のしやすさ、人気度などのテーマごとに会社をランキングしたものです。「コンサル・ランキング」で検索をかけると、さまざまなランキングがヒットします。

カテゴリーごとにランキングは入れ替わりますが、知名度が高い大手コンサルティングファームほどランキング上位になりやすい傾向です。

ランキングのカテゴリーには、以下のようなものがあります。

  • 年収
  • 就職難易度
  • 総合評価
  • 口コミ

また、近年は「新卒社員に人気」「成長性が高い」といったカテゴリーのランキングも作られています。

コンサルティングファームのランキングは信用できる?

コンサルティングファームのランキングは、おおやけに認められているものではありません。

転職サイトやビジネスサイト、就活サイトなどが独自に作成しているものがほとんどです。
したがって、コンサルランキングの上位に入ったからといって優れた会社であるとは限りません。しかし、参考にできる部分もあります。

コンサルティングファームの年収の高さがある程度わかる

コンサルティングファームランキングの中でも数多く集計されているのは、年収のランキングです。外資系と日系で別々に集計されているところもあれば、戦略系コンサルティング、総合コンサルティングといった分類ごとに集計されているものもあります。

年収は、会社四季報や会社が出している求人票等から算出していることもあれば、口コミサイト等で勤務経験のある方にアンケートをとって集計しているところもあります。

1円単位で正確ではありませんが、年収を知る目安にもなるでしょう。また、年収の高いコンサルティングファームは社員に求める能力も高く、入社難易度が高めの傾向があります。

ランキング上位に入っている会社は、年収が高いけれど転職する難易度も高いと考えることもできるでしょう。

コンサルティングファームの評判や人気度がわかる

コンサルランキングを見れば、コンサルティングファームの評判や人気度をある程度はかることができます。上位にランキングされている会社は、口コミの評価が高く、成長が著しい会社や、働きがいが感じられるとされる企業が多い傾向です。

会社の内情は外からなかなか測りにくいため、ランキングが参考になる場合もあるでしょう。ランキングを発表しているサイトの中には、一緒に勤務経験のある方の声を掲載しているところもあります。

分野別で活躍しているコンサルティングファームがわかる

分野別のコンサルティングファームのランキングを見れば、現在どのような企業がその分野で勢いよく活躍しているかがある程度わかります。未経験だけれど特定の分野に高い知識と経験があり、それを活かしてコンサルタントに転職したい場合、会社選びの参考にもなるでしょう。

コンサルランキングを見る際の注意点

ここでは、コンサルランキングを見る際の注意点について解説します。コンサルティングファームへの転職に興味がある方は参考にしてください。

集計が正確とは限らない

コンサルランキングは、コンサルティングファームに直接取材をして集計したものはごくわずかです。ほとんどの集計が「独自調査」に基づいています。そのため、集計が正確とは限りません。参考にしている資料が古かったり偏っていたりする場合もあるでしょう。特に年収はここ数年で上昇しているファームが多いため、古い情報が多いと実態よりも低く見えることがあります。

また、転職サイトが集計しているランキングの中には利用者のアンケートを元に集計しているところもありますが、利用者は匿名でアンケートに参加できるところもあります。そのため、不正確な部分もあるでしょう。

また、会社の部門や役職が適切に評価されているかも注意しなければなりません。特にマネージャー以上では賞与の割合が比較的大きくなります。同じ役職であっても、大きな案件を手掛ける部門/ユニットや個人のパフォーマンスにより2倍ほども差がつくこともあります。

知名度の高い大手の会社がランクインしやすい

コンサルランキングの上位に入っている会社は、通称「BIG4」と呼ばれる大手の総合コンサルティングファームをはじめ、規模が大きく知名度の高い会社が多いです。知名度が高い大規模な会社は給与も高く、多方面で活躍しているためどうしてもランキングの上位に入りやすい傾向があります。しかし、日本には中小規模なコンサルティングファームも多く、その中には特定の分野で高い成果を出している所もあります。

特に、コンサルティングファームに転職を希望している方は、ランキング以外にも参考にして企業研究を進めるのがおすすめです。

コンサルランキング以外に企業研究の参考になるものは?

ここでは、コンサルランキング以外にコンサルファームへの理解を深めるために活用できるサイトやツール等を紹介します。

コンサルタントを目指して転職活動中の方は、参考にしてください。

転職会社が運営する口コミサイト

近年は、口コミやアンケート結果を公表している転職サイトも多いです。実際に企業に勤めていた方の経験や社風、給与事情などを聞くことができれば、会社選びの参考になるでしょう。ただし、口コミサイトは匿名の意見が多く、転職サイト側も書き込む方の自己申告に任せているのが現状です。数は少ないですが、虚偽の口コミを書き込むケースもあるでしょう。そのため、すべての意見を鵜呑みにすることはできません。

また、ブログやSNSでもコンサルティング会社の勤務経験を元にコンサルティング会社について意見を述べている方もいます。そのようなサイトも一定の参考にはなるでしょう。

転職エージェント

転職エージェントは、転職希望者と企業の橋渡しをしてくれる存在です。転職エージェントに登録すれば、担当者が最新のコンサルティングファームの内情などを教えてくれる可能性もあります。

転職エージェントは無料で利用できるうえ、非公開求人なども利用できるので、転職活動の際に利用するメリットは大きいでしょう。しかし、コンサルティングファームがどのような転職エージェントを利用しているかは公にされていません。そのため、複数の転職エージェントに登録する必要もあります。

また、転職エージェントにとって企業はお客様であるので人材募集に積極的な会社、人材紹介による成果報酬の大きい会社を良く見せるポジショントークである可能性は注意しなければなりません。

まとめ:コンサルティングファームの内情をより正確に詳しく知りたいならGradsGuide

コンサルランキングは、コンサルティングファームの成長ぶりや知名度、人気度を測る一定の指標にはなります。特に、コンサルティングファームに転職を検討しているが、まだ研究を始めたばかりといった方には参考になる情報がたくさんつまっています。しかし、結果をうのみにすることはできないので注意しましょう。

コンサルティングファームの内情をより詳しく正確に知るためには、勤務経験がある方の生の声を直接話を聞くことが有効です。

GradsGuide』は、コンサルティングファームに特化した転職相談プラットフォームです。コンサルOB・OGに直接話を聞けるため、利害関係なくフラットにリアルな社風や働き方、社内環境について正確な情報が手に入るでしょう。
企業や転職エージェントから聞いた情報や、口コミで見た情報の検証先として活用できるはずです。

また、コンサルタントとしての適性があるかどうかや、コンサルタントとしてのキャリア構築の仕方などの相談もできるため、他業種から専門知識を活かしてコンサルタントへの転職を検討している方にもおすすめです。

コンサルティングファームへの転職に悩んだら

GradsGuideは経営コンサル業界への転職者向けの転職相談プラットフォームです。
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相談できるガイド会員はMBB・Big4など大手コンサルティングファームの卒業生が多数在籍しています。
もし以下のようなお悩みがあったらぜひご相談ください!

 

  • 選考が進んでいるものの、業界未経験なのでまだ働くイメージがつかめない
  • 総合コンサルティングファームってどこも同じに見えるけど何が違うの?
  • 内定もらったけど入社後に活躍できるか不安…
  • いち早くプロモーション(昇格)して活躍するために必要なことって何?

記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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