コンサル業界特集
2024.08.14
コンサルティング会社の大手はどこ?総合と戦略の違いや、転職のポイントを紹介!
コンサル業界への転職希望者が増加している昨今ですが、希望者の中には、『どこが大手なのか分からない』『大手のコンサルティング会社に転職って可能なの?』と、気になっている方もいらっしゃると思います。そこで、コンサルティング会社の総合と戦略の違い、いくつかの大手コンサルティング会社の特徴について見ていきましょう。
目次
大手総合コンサルティング会社を3社紹介!戦略コンサルとの違いも解説
企業の課題を解決するコンサルティング会社において、特にキャリアパスの広がりと高年収が期待できる為、人気が高いのが『総合』と『戦略』の2つのコンサルティング会社です。特徴としては、以下のような違いが挙げられます。
総合コンサルとは?
戦略から実行まで、企業の経営課題を解決するコンサルティングファームです。その名の通り、提供するサービスも幅広く、戦略立案からオペレーション改善・ITまでサポートできるのが魅力です。
特徴としては、組織の規模が非常に大きいことが挙げられますが、そこが戦略コンサルとの大きな違いです。本記事では、総合コンサルの大手を3社紹介します。
①アクセンチュア
世界49カ国200都市以上におよそ世界で約74万3,000人の社員を擁する世界最大級のコンサルティング会社です。強みはなんといっても、その規模の大きさ。グローバル規模のネットワークを駆使して、最適な業界ノウハウ、スキルセット、次世代テクノロジーを活用して問題解決を行っています。実績としてもGlobal100企業のうち、91社がアクセンチュアのクライアントとなっており、『世界で最も賞賛される企業』に18年連続で選出されています。
また、特徴としては人に積極的に投資をする会社としても知られ、社内SNSで質問をするとグローバルレベルで知見を持ったメンバーが回答をくれる仕組みがあります。
また、若くて活発なことも特徴として挙げられます。高いパフォーマンスをあげれば若くして早いスピードで昇進できる傾向にあり、ワークライフバランスの改善や女性にも働きやすい環境づくりにも積極的な会社として知られています。
②デロイトトーマツコンサルティング
デロイトトーマツコンサルティングは、世界最大規模の会計事務所であるデロイトの主要ファームです。『BIG4』と呼ばれる大手総合系コンサルティング会社の1つでもあります。特徴としては、人を育てる社風があると言われており、いわゆる『Up or Out』のような社風というよりかは、コンサルタントとして一人前になるまで社内で面倒を見るという考え方が浸透しています。そのため、採用段階においても、一人前のコンサルタントに成長できる素質を持っているかどうかが選考の基本的な考えになっているようです。
また、ダイバーシティ&インクルージョンの推進も熱心に行っており、女性管理職のパイプライン強化や、男性も含めた育児両立支援策の一環として、デロイトトーマツ保育園も2018年春に開設しています。
③ベイカレントコンサルティング
ベイカレントコンサルティングは、近年急激に規模を拡大しており、現在非常に勢いのある日系総合コンサルティング会社です。日系のため、外資系のように本国の親会社へ一定のロイヤリティを納める必要がなく、低コストでの経営が可能となっているのもあり、コンサル業界の中でも高年収と言われています。
また、大きな特徴としては、全社員が一つの部門に属するワンプール制を採用しており、一つの案件の規模や状況に合わせて、会社全体から人員を動員するという特徴があります。そのため、特定のサービスや業界に縛られることもなく、幅広い経験ができるコンサルティング会社です。また、キャリアサポートが充実しており、各コンサルタントに対して、上司とは別にキャリア担当がついて、キャリアプランの形成やアサインメントの支援、評価のフィードバックを行うようになっています。
大手戦略コンサルティング会社を3社紹介!
戦略コンサルとは?
戦略コンサルとは、主に企業の経営層に対して、経営戦略や事業戦略・新規事業立案などに代表されるような戦略案件を中心に手掛けるコンサルティングファームです。
案件によって内容は様々ですが、昨今では戦略立案のみならずデジタルをはじめとして実行部分も手掛けるケースが増えているようです。
本記事では、戦略コンサルの大手2社を紹介します。
①マッキンゼー・アンド・カンパニー
マッキンゼー・アンド・カンパニーは、1926年創設の大手外資コンサルティング会社で、世界65カ国、130拠点に45,000人以上のコンサルタントを擁する最大規模の戦略コンサルティング会社です。社内では、”My Own McKinsey”がよく口にされ、組織の中の個人ではなく、個々人のキャリアやゴールを目指すための場所として職場が提供されているという考え方が特徴です。
また、所属部門、部署、辞令、配属、転勤命令などが一切ないのが大きな特徴で、在籍日数に関係なく成果によって評価される仕組みが用意されています。本人の希望に基づき、英語力に問題がなければ海外オフィスで働くのも可能です。
②ボストンコンサルティンググループ
ボストンコンサルティンググループは、1963年に設立されたファームです。世界の有力企業500社の3分の2がBCGのクライアントとなっており、卒業生(アラムナイ)も経営者として活躍している方が多く、世界中のビジネスに大きな影響を及ぼしている企業といっても過言ではありません。また、非営利組織へのサービスも行っており、WFP(国連食糧計画)やSave The Childrenなどに無償でコンサルティングを提供しています。
特徴としては、ノウハウが存在しない課題に対して、カスタムメイドの戦略をクライアントと作り上げ、問題解決すると共に、その過程で密なコミュニケーションを行うことで長期的な信頼関係を築いているため、世界中の企業から選ばれ続けています。
大手のコンサルティング会社に転職するためには
総合コンサルティング会社の大手、戦略コンサルティング会社の大手をそれぞれ紹介してきました。どの企業も高年収かつ、その後のキャリアパスが大きく広がる為、転職したい方も中にはいらっしゃると思います。そんなあなたに向けて、大手のコンサルティング会社に入るためのポイントを紹介します。
転職のポイント『問題解決能力』『論理的思考力』
コンサルタントに求められるのは、問題解決能力と論理的思考力です。特に外資系コンサルの採用面接では、その能力を確認するために、フェルミ推定や、ケーススタディが出されることが多いです。フェルミ推定とは、『日本にある電柱は何本?』といったような実際に調査が難しい事柄を思考で論理的に解く問題です。ケーススタディとは、抽象的な設定をもとに、『A社の売り上げを5年で10倍にする方法』といった課題に対して、プレゼンするものです。
慣れていないと難しいため、事前の対策が必要です。コンサル転職に強いエージェントを利用したり、コンサル経験者から話を聞いたりする必要があります。
まとめ:大手のコンサルティングファームには個性的な特徴がある
大手のコンサルティング会社には、それぞれ個性的な特徴があることがわかりました。
しかし転職するには、さらなる具体的な情報収集を行い、どんな選考対策をすればいいかをイメージをする必要があります。
そこでオススメしたいのが、『GradsGuide』というコンサル転職に特化した相談サービスです。
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