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2025.05.19
EY新日本がfreeeと連携!監査業務のデジタル化が加速中

監査法人でのキャリアを検討している方にとって、「その法人がどれだけテクノロジーを活用しているか」は重要な判断材料です。今回、EY新日本有限責任監査法人が会計ソフト「freee」とのシステム連携を発表し、監査業務の効率化がさらに進んでいることが話題になっています。本記事では、その取り組みのポイントと、転職希望者が押さえておくべき注目情報をわかりやすく解説します。
目次
freee連携で何が変わる?デジタル監査ツール「ALiS」の登場

EY新日本は、自社で開発したクラウド型システム「ALiS(Accounting Linkage System)」を、会計ソフトfreeeと連携させました。この連携により、企業の証憑データや試算表などを自動取得・加工できるようになり、監査手続きの効率が飛躍的に向上します。
従来は、メールやUSBなどでやり取りされていたデータが、セキュアなAPI接続で自動的に収集されるため、手作業によるミスも防止可能。さらに、情報漏えいリスクも大幅に低減される点が評価されています。
注目ポイント
このALiSの利用は、EY新日本と監査契約を結んでいる法人のみが対象ですが、社内での実務体験や新しい業務フローに触れられる絶好の機会となるでしょう。
「API連携」や「RPA」とは?専門用語を簡単に解説

デジタル化と聞くと、難しそうな言葉が並びがちですよね。ここでは、登場した主要キーワードをシンプルに解説します。
API(エーピーアイ)とは?
「Application Programming Interface」の略で、異なるソフトウェア同士をつなぐ橋渡しのようなもの。ALiSとfreeeのように、異なるシステム間でスムーズに情報をやり取りできる仕組みです。
RPA(アールピーエー)とは?
「Robotic Process Automation」の略で、人間がパソコンで行うルーティン作業をソフトウェアロボットが代行してくれる技術。監査業務で言えば、データのチェックや整理などを自動化できます。
補足
EY新日本では「Assurance 4.0」という未来型の監査モデルを掲げており、これらの技術を積極的に導入しています。
転職希望者が押さえておきたいEY新日本の魅力とは?

EY新日本のこうした取り組みは、単なる業務効率化にとどまらず、「デジタル監査人」としてのスキル習得にもつながります。以下の点は、転職を考える方にとって見逃せないポイントです。
- 先進的な監査ツールの導入
監査現場で最新のテクノロジーに触れられることで、将来的にも通用するスキルが身につきます。 - グローバルな知見とローカルな実践の融合
EYのグローバルネットワークを背景に、日本法人でも高度なノウハウを活用可能。 - 業務の標準化と効率化による働きやすさの向上
定型業務の自動化により、より付加価値の高い業務に集中できる環境が整いつつあります。
キャリアの観点で言えば…
こうした環境で働くことは、「監査×テクノロジー」のスキルを伸ばす絶好のチャンスです。今後のキャリアパスにも大きく影響するでしょう。
次のステップを踏み出してみませんか?
EY新日本のように、デジタル活用を積極的に進める監査法人で働くことは、今後のキャリア形成において大きなアドバンテージとなります。テクノロジーに強い監査人としての一歩を、今踏み出してみませんか?
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出典:EY新日本、単体決算の監査手続きを補助するシステムがfreeeアプリストアに掲載
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