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デロイトトーマツの平均年収は?転職や就職する方法と共に解説

デロイトトーマツの平均年収は?転職や就職する方法と共に解説

デロイトトーマツグループは日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループの1つとして、監査・保証業務・リスクアドバイザリー・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリーなど幅広い業務を行っています。4大税理士法人の1つとして有名なデロイトトーマツ税理士法人や4大監査法人の有限責任監査法人トーマツもグループの1つであり、東大・京大の学生からも人気の就職先です。

本記事では、デロイトトーマツグループに就職した場合の平均年収や同社に就職・転職するメリット・デメリットなどを紹介します。

デロイトトーマツグループの社風と会社概要

はじめに、デロイトトーマツグループの会社概要や特徴、社風などを紹介します。税理士や公認会計士の有資格者、資格取得を目指している方は同社の名前を一度は聞いたことがあるでしょう。また、コンサルティング会社としてもグローバルに活躍している会社です。

デロイトトーマツグループの組織や業務内容

デロイトトーマツグループとは、監査・保証業務・リスクアドバイザリー・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリー・税務及び法務、以上5つのビジネスとコーポレート機能から構成された、日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループです。
中でも、有限責任監査法人トーマツは4大監査法人の1つとして高い知名度をほこっています。また、世界4大監査法人の1つデロイト トウシュ トーマツのメンバーファームでもあります。

このほか、提言と戦略立案から実行までの一貫した支援、持続的で確実な成長の支援を実施するコンサルティングサービスを行う会社としても、高い評価を得ている会社です。

デロイトトーマツグループの社風

デロイトトーマツグループは、人を育てる社風があるといわれています。デロイト トウシュ トーマスのメンバーファームであっても「昇進か退職か」といった二者択一しかないような社風ではありません。

グループ会社の1つ「デロイト トーマツ税理士法人」では、同社の社風を「強固なグローバルネットワークと日本企業としての良さを併せ持つ会社」と説明しています。また、「働く仲間を尊重し、可能性を信じ、お互いに成長を応援し続ける姿勢を大切にする」とも述べています。他のグループ会社でも、「1人前までしっかり会社で面倒を見る」といった姿勢です。

このような社風から、2025年卒の東大・京大生の間でもデロイトトーマツグループは就職したい企業のトップ10にはいっています。

デロイトトーマツグループの会社情報

デロイト トーマツ グループは、統括機能を担うデロイト トーマツ合同会社と5つのビジネス、およびコーポレート機能から構成されているグループ会社です。

総人員:約20,000名(2023年5月末)

総業務収入:334,562百万円(2023年度 : 2022年6月~2023年5月)

と発表されています。

デロイトトーマツグループの平均年収

デロイトトーマツグループは、公式に社員の年収等は発表していません。しかし、転職サイトや人財サービス会社を経営している「エン・ジャパン」が運営している口コミサイト「ライトハウス」は、デロイトトーマツグループの平均年収を142人の回答をもとに、以下のように発表しています。

平均年収平均年齢回答者の年収範囲
962万円33.3歳480万~2,500万円
引用元:エン・ジャパン ライトハウス

デロイトトーマツグループの業務は幅広いため、年収にもかなりの差があることがわかるでしょう。しかし、30代の平均年収は447万円なので、平均の倍近い年収をもらっている方が多いのもわかります。

ライトハウスでは業務別の平均年収も公表しています。

業種平均年収平均年収
企画・事務・管理系(経営企画、広報、人事、事務 他)933万円約35歳
IT系エンジニア(アプリ開発、ITコンサル 他)941万円約34歳
専門職系(コンサルタント、金融、不動産)1,007万円約33歳
引用元:エン・ジャパン ライトハウス

30代の職種別平均年収ランキングでも、金融やコンサルティング会社の平均年収は500万円~600万円代とトップクラスです。しかし、デロイトトーマツグループの年収は他の金融やコンサルティング会社に比べても高めであることがわかります。

年齢別の平均年収は以下の表のとおりです。

年代平均年収
25~29歳739万円
30~34歳913万円
35~39歳1,195万円
40~44歳1,268万円
引用元:エン・ジャパン ライトハウス

この表を見ると、35歳以降になると平均年収が1千万円をこえ、40歳以上になると1,200万円以上が平均となっています。優秀な人材が自分の才能を活かしてキャリアを積む会社としては、とても魅力的です。

デロイトトーマツグループに就職・転職するには?

高い年収が望めるデロイトトーマツグループに、就職や転職を希望する方も多いでしょう。ここでは、デロイトトーマツグループに就職や転職する方法について解説します。

デロイトトーマツグループの就職難易度

デロイトトーマツグループは、前述したように東大・京大の学生が就職したい企業のトップ10にも入っています。また、東洋経済オンラインが2023年2月に発表した「入社が難しい有名企業ランキング」では、講談社に次ぐ14位となっています。

同社は、2022年には男女合わせて300名の新入社員を募集しましたが、就職難易度を考えると決して広い門戸とはいえません。

その一方で、デロイトトーマツグループは人を育てる社風のため、コンサルタントの適性があれば就職に有利ともいわれています。また、グローバルで活躍している企業ですから英語力が高くても有利です。

このほか、税理士や公認会計士の資格を取得している方も、デロイトトーマツ税理士法人・有限責任監査法人トーマツといったグループ会社の就職に有利となっています。公認会計士は受験資格が定められていません。税理士は「社会科学に属する科目を1科目以上履修」していれば、受験資格が得られます。大学生にとってはどちらの資格も挑戦しやすいといえるでしょう。

デロイトトーマツグループに転職するには?

デロイトトーマツグループでは、キャリア採用と称して常時プロフェッショナルの採用を行っています。例えば、他社でコンサルタントや税理士・公認会計士として実績があり、さらなるキャリアアップを目指してデロイトトーマツグループに就職したいといった方には、広く門戸が開かれているといってもいいでしょう。

デロイトトーマツグループの求人は一般的な求人サイトでも行われているほか、税理士や公認会計士といった資格職専門の求人サイトでも実施中です。

このほか、デロイトトーマツグループでは、公式サイトで「異業種・未経験でも応募が可能」と明言しているほか、複数の職種での応募も可能としています。転職してから同社が行う研修制度を積極的に利用するなどしてキャリアを築きたい方にとっても有利です。

まとめ:デトロイドトーマツグループの年収は高め

デロイトトーマツグループは日本最大級のプロフェッショナルグループを自負しており、優秀な人材の獲得にも貪欲です。また、優秀な人材にふさわしい年収を得られる会社でもあります。その一方で、外資系会社のようにすでにキャリアを築いた方がさらなる飛躍をし続けないと会社に在籍し続けられないこともなく、研修制度なども充実しています。就職先はもちろんのこと、転職先としても魅力的な会社です。

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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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