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外資系コンサルティングファームに転職するには?難易度やポイントを解説

外資系コンサルティングファームに転職するには?難易度やポイントを解説

日本には知名度の高い外資系コンサルティングファームがいくつもあります。「外資系コンサルティングファームに転職したいが、どのようなスキルが必要か」「コンサルティング業務未経験だが、外資系コンサルティングファームに転職できる?」といった疑問を持っている方もいるでしょう。

本記事では、外資系コンサルティングファームに転職する方法や難易度、求められるスキルや成功するポイントを紹介します。

外資系コンサルティングファームの特徴

はじめに、外資系コンサルティングファームの特徴や日系コンサルティングファームとの違いなどを解説します。

外資系コンサルティングファームについてより詳しく知りたい方は、参考にしてください。

外資系コンサルティングファームは大手が多い

外資系コンサルティングファームとは、外国法人等が一定以上の出資をしてコンサルティング業務を行っている会社を指します。日本における外資系コンサルティングファームの歴史は古く、1960年代には外資系コンサルティングファームの日本事業所が開設されています。

日本に事業所を開設しているコンサルティングファームは、世界中に拠点を置く大手コンサルティングファームであり、代表的な会社は以下のようなものが挙げられます。

  • マッキンゼー・アンド・カンパニー
  • ボストンコンサルティンググループ(BCG)
  • ベイン・アンド・カンパニー
  • アクセンチュア
  • マーサージャパン

コンサルティングファームに転職を考えている方ならば、一度は名前を聞いたことがある会社ばかりでしょう。転職はもちろんのこと学生にも人気が高い会社が多く、新卒入社を目指して多くの学生が就活に励んでいます。

日系コンサルティングファームとの違い

近年は日系コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームとの違いは少なくなっている傾向があります。しかし、給与や社風はまだ違いがある会社も存在します。

外資系コンサルティングファームの年収は、基本給+ボーナスで構成されていて、年俸制で年間の給与額を12か月で分割して支払われるということが多いです。
そのため、同じ年収でもボーナスありの会社に比べて月々の給与は当然多くなります。また、コンサルティングファームの中では日系よりも外資系コンサルティングファームのほうが平均年収はおよそ200万円程度高い傾向です。

高収入である理由は、クライアントに対して請求するフィーが日系よりも高額であるという点が大きいです。基本的にクライアントに請求されるのは、一人当たり単価×稼働期間を各メンバーごとに合計した金額です。例え期間が同じ、役職が同じであっても日系と外資系では一人当たり単価に差があるため、年収も高いのです。

クライアントからみると一人のコンサルタントに対して、ひと月で自社社員の年収に匹敵するような金額を支払うわけですから、そもそもコンサルタントに求める期待は高いのですが、それがより厳しいものになるということです。

こういった高額なフィーに支えられて優秀な人材獲得にも力を入れており、優秀な人材と判断したら、初年度から高い年収で迎え入れられるケースも珍しくありません。結果を出せば20代~30代でも、年収2000万円を超える方もいます。

一方、日系コンサルティングファームはおおむね実力主義ではあるものの、特にマネージャーになるまではまだ年功序列的な雰囲気が残っているところもあります。

労働時間に関しては、外資系コンサルティングファームのほうが長時間労働の傾向があります。しかし、働き方改革によって日系、外資系どちらのファームも残業時間は減少しています。

ただし、プロジェクトが佳境に入ってくると日系でも外資系をとわず残業時間が長くなるケースが多いでしょう。

外資系コンサルティングファームへの転職難易度

外資系コンサルティングファームは、常時中途入社を募集しているところも珍しくありません。優秀な人材の獲得には日系の企業よりもより前向きな傾向があります。コンサルティング業務に活かせる知識や経験、コンサルタントとしての適性が認められれば、コンサルティング業務が未経験であっても就職できる可能性もあります。

その一方で、高い年収が提示されていて優秀な人材がたくさん集まりやすい分、転職の難易度は高いです。コンサルtoコンサルの転職であっても一筋縄では合格できません。転職を検討している場合は、面接対策を入念に行うことが重要です。

外資系コンサルティングファームが求める人材

コンサルティングの需要が高まっている現在、どのコンサルティングファームでも優秀な人材の獲得に前向きです。

ここでは、外資系コンサルティングファームが求めている人材の特徴を紹介します。

高い問題解決能力やコミュニケーション能力

高い問題解決能力を持ち、クライアントに対してもリーダーシップを発揮し変革に導くことが期待されますから、コンサルタントとして必要な論理的思考力やコミュニケーション能力、これらは外資系に限らず必要な能力です。そしてこれらがより高い精度で厳しく見られることになります。

ケース面接や、なぜコンサルタントなのか?なぜこのファームなのか?といった問いに対する受け答えなどを通して論理的思考力やコミュニケーション能力がみられ、面接も最終まで5回6回と複数回おこなわれます。

外資系コンサルティングへの転職を成功させるには?

ここでは、外資系コンサルティング会社への転職を成功させるポイントについて解説します。

外資系コンサルへの転職を検討している方は、参考にしてください。

企業研究は入念に行う

外資系コンサルティングファームに転職するには、まず企業研究をしっかり行う必要があります。面接においてなぜ自社を応募したのか、自社で成し遂げたいことは何かなど細かく聞かれるケースも珍しくありません。

「コンサルタントになりたいから」「知名度の高い会社のほうが有利だから」といった曖昧な理由では確実に落とされるでしょう。

外資系コンサルティングファームは、知名度の高い会社ほど高い学歴や職歴の方が盛んに応募してくるため、経歴だけでは差がつきません。そのため、基本的なロジカルシンキングやケース面接対策はもとより、会社に対する理解を深め、入社して成し遂げたいことを明確にしたほうがよいでしょう。

模擬面接でトレーニングしておく

繰り返しになりますが、コンサルティングファームは外資系に限らず、面接が重要視されます。面接時間は1時間前後、簡単な自己紹介が終わった後で面接官から質問があったり、ケース面接に移行したりします。曖昧な答えばかりだったり、面接官の指摘に適切な答えが返せないと突破するのは難しいでしょう。

はじめは圧迫面接と感じる場合かもしれませんが、多くの場合は回答が曖昧な場合や矛盾が生じているなどで論理的な誤りを指摘されていたり、思考の過程を深堀りされているだけです。めげずに論理的に考え思考し続ける体力や自省し誤りを改善できるかは大事な要素ですので、諦めずに取り組む必要があります。そもそもコンサルタントとして働くことを考えると、面接時よりもっと難しい課題の解決策を求められますし、厳しい指摘が入るのですからこの点は覚悟しなければなりません。

特に面接対策は、模擬面接をくりかえすことが有効です。面接対策の本も沢山発売されていますが、本を読むだけでは対処しきれないケースもたくさんあります。企業研究をしっかりとしたうえで模擬面接を行い、本番にのぞみましょう。

まとめ:コンサルティングファームへ転職したい場合は対策をしっかりと立てる

外資系コンサルティングファームは、優秀な人材を集めるのに積極的であり、常時中途入社を募集しているところも多いです。公式サイトから直接応募できるファームもあり、未経験の方も多く入社されています。

その一方で、企業研究や面接対策をしっかりと行わないと内定を勝ち取ることは難しいでしょう。

転職活動に際し、より深く企業研究をしたいと考えているなら『GradsGuide』の利用がおすすめです。

GradsGuideは、コンサルティングファームに特化した転職相談プラットフォームです。コンサルOB・OGに直接話を聞けるため、リアルな社風や働き方、社内環境などを詳しく知る事ができます。企業研究や面接対策に大いに役立つでしょう。

外資系コンサルティングファームへの転職を検討している方は、複数の外資系コンサルのOB/OGに話を聞いてみましょう。会社選びの参考になるのはもちろんのこと、面接官経験者もいますから面接対策やキャリア形成の相談にも乗ってもらえます。

コンサルティングファームへの転職に悩んだら

GradsGuideは経営コンサル業界への転職者向けの転職相談プラットフォームです。
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