コンサル業界特集
2025.02.19
現役コンサル&未経験者必見!コンサルタントに必要なスキルとキャリアアップの秘訣

コンサルタントは、クライアントの課題を解決し、ビジネスの成長を支援するプロフェッショナルです。しかし、「具体的にどんなスキルが必要なのか?」「未経験からでも習得できるのか?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
また、現役のコンサルタントの方々にとっても、キャリアアップのために強化すべきスキルを把握し、成長を続けることが求められます。
本記事では、コンサルタントに求められるスキルセットについて詳しく解説します!
目次
コンサルタントに求められる基本スキル

コンサルタントとして入社後、以下のような基礎スキルの習得に取り組むことになります。
これらは基本中の基本、活躍するための前提であると言ってよいでしょう。
1. 論理的思考力(ロジカルシンキング)
クライアントの問題を的確に整理し、解決策を導き出すためには、論理的思考力は必要不可欠です。MECE、ピラミッド構造、ロジックツリーなどコンサルを志望している方であればご存知の方も多いでしょう。ケース面接でも問われるスキルですね。筋道を立てて考える習慣を日頃から身につけることが重要です。次の問題解決能力の一部ともいえます。
2. 問題解決能力
コンサルタントの仕事は、クライアントが抱える課題を発見し、解決に導くことです。そのため、問題を正しく定義し、原因を究明、解決策を導きだすスキルが不可欠です。なお、問題解決力、というのはやや抽象的で、このスキルには更に様々なスキルが包含されるといえるでしょう。問題を発見する力や、あるべき像を描く力、ロジカルシンキングなどがそれにあたります。
3. データ分析力
コンサルタントはデータを用いて課題を可視化し、意思決定をサポートします。ExcelやSQLなどを活用し、データ分析のスキルを磨くことが重要です。問題発見、原因究明においてデータを用いる場合にはデータ分析力は必要になりますから、これも問題解決能力と一部重なりがあるスキルといえます。
4. コミュニケーション力
クライアントやチームメンバーと円滑に意思疎通を図る力も必須です。特に、分かりやすく説明するスキル、相手の話を正しく理解する傾聴力、適切な質問を投げかける力が求められます。いわゆるコミュ力、というよりかはプレゼンテーションスキルやインタビュースキルなどに近いかもしれません。
5. 資料作成力(パワーポイントスキル)
コンサルタントは、提案資料やレポートを作成する機会が多いため、分かりやすく、説得力のある資料を作るスキルが求められます。資料をわかりやすく作成するにはロジカルシンキングはベースとして必要です。目的に応じて資料を構成し、一つ一つのメッセージを磨き上げ、説得力ある材料(ボディ)をまとめ上げることが必要です。
キャリアアップに必要な高度スキル

コンサルタントがシニアコンサルタントやマネージャーへと成長するためには、より高度なスキルが求められます。ここでは多くの場合求められるスキルについて解説します。もちろん、ファームによって重要視されるものが変わりますので気になる方は個別に情報収集をしてみてください。
1. ファシリテーション力
会議やワークショップを効果的に進めるスキルです。論点整理や議論のコントロールを行い、円滑にプロジェクトを推進しクライアントの意思決定をサポートできるようになりましょう。
会議のファシリテーションが上手くなるには、今何を議論すべきか、という「論点」が理解できていることが必要です。
2. クライアントグリップ
プロジェクトを円滑に進めるためには、クライアントとの関係構築が欠かせません。信頼を得るためのヒアリング力や、ステークホルダーを巻き込むスキルを磨きましょう。クライアントグリップ(信頼関係を維持すること)ができるようになると、継続受注や新規受注の責任を持つマネージャーが見えてくるでしょう。
3. 戦略的思考力
単なる課題解決ではなく、クライアントのビジネスを成長させる戦略を描けるようになることが求められます。シニアコンサルくらいになれば、目の前のプロジェクトだけではなく、クライアントと次に取り組むべきお題を言えるようになる必要があるでしょう。これを提案機会に繋げられればマネージャーの素養ありといえるかもしれません。
4. チームマネジメント能力
コンサルティング業務はチームで行うことが多いため、メンバーの強みを活かしながらプロジェクトを成功に導くマネジメント能力が求められます。シニアコンサルにもなればメンバーにタスクを振る役割になっているでしょう。論点を見極め、必要なタスクを分解し、的確に指示・作業管理をすることが求められます。
5. 新規ビジネス創出力
マネージャー以上の立場では、既存のクライアント案件を回すだけでなく、ファームとしての成長についても貢献が求められるようになります。新規のプロジェクトやクライアントを獲得することを目指して、新たなコンサルティングテーマを発見するなど、ビジネス機会を創出する力が必要になります。
現役コンサルタントのためのスキルアップ方法

1. 実践を通じたスキル強化
クライアント案件をこなしながら、新しいスキルを意識的に取り入れることが重要です。特に、マネージャー以上を目指すなら、自分の一つ上の役割を意識し、クライアント対応や提案の場に関わる機会を増やすことが大切です。
2. 最新トレンドのキャッチアップ
テクノロジーの進化に伴い、AI・データ分析・デジタル戦略などの知識が求められる場面が増えています。最新のビジネス動向を学ぶために、日頃からインプットをすることが必要です。新聞・雑誌や書籍でもいいですし、関心のある業界の関係者とつながり情報収集するのもよいでしょう。
3. MBAや専門資格の取得
戦略的思考や財務分析のスキルを磨くために、ビジネススクールに通いMBA取得するコンサルタントの方もいます。分野によってはCPA(公認会計士)、PMP(プロジェクトマネジメント資格)などの資格取得を目指すのも、必要に応じてトライしてみてもいいかもしれません。
まとめ:スキルを磨いてキャリアアップを目指そう!
コンサルタントに求められるスキルは多岐にわたりますが、体系的に学習し、実践を積み重ねることで確実に成長できます。
- 未経験者は基礎スキル(論理的思考力、問題解決力、データ分析など)を重点的に習得
- 現役コンサルタントのキャリアアップには、ファシリテーション力やクライアントマネジメント力などを強化
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