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ベイカレントの平均年収は?強みや転職事情と共に解説

ベイカレントの平均年収は?強みや転職事情と共に解説

株式会社ベイカレント(以下、ベイカレント)は、1998年に誕生した日系のコンサルティングファームです。日本に数あるコンサルティングファームの中では歴史が浅く、外国資本が入っていないのも特徴です。成長著しい企業としても注目を集めており、直近の業績も右肩上がりです。

本記事では、ベイカレントの平均年収や会社の強み、転職事情などを紹介します。

ベイカレントの概要や特徴

ベイカレントは、1998年に「PCワークス」という名前で創業されました。大規模なコンサルティングファームの中では、比較的歴史が浅い会社です。また、創業当時はコンサルティングは主に経営・業務とITに関することが中心で、エンジニア等の派遣も行っていました。

2006年に社名を現在のベイカレントに変更し、一時期売上が低迷しますが2017年よりコンサルタントの採用により力を入れるようになり、2018年には東証一部上場を果たしました。

現在は、戦略・デジタル・オペレーションの総合コンサルティングサービスを行う会社として、実績を伸ばし続けています。2024年2月期の上期決算説明会資料によると、売上収益は前年対比24.9%増収、営業利益は23.0%増益と非常に優れた業績を上げており、歴史ある他の大手コンサルティングファームと肩を並べるほどになっています。

ベイカレントの特徴その① ワンプール制

ベイカレントはワンプール制を採用しており、業界やサービスごとに組織を区分しない働き方を実践しています。コンサルティングファームは、業界やサービスごとに専門知識を持ったコンサルタントを振り分けて組織化し、業務に当たるのが一般的でした。

ワンプール制だと、専門以外の案件やプロジェクトにコンサルタントとしてアサインできるため、幅広い経験を積むことができるのがメリットです。

現在の専門分野だけでなく、他の分野にも知見を広げたい方には適した会社といえます。

ベイカレントの特徴その② 営業体制の独立

ベイカレントでは、営業を行うチームがコンサルティング業務を行うチームとは別に独立しています。このシステムによりコンサルタントはコンサルティング業務に、営業チームは新規顧客獲得や顧客への提案のみに集中できるため、成果を上げやすいといったメリットがあります。

ベイカレントの特徴その③ キャリア担当制度

ベイカレントにはキャリア担当制度があり、入社後コンサルタント一人ひとりにキャリア担当が割り当てられます。ベイカレントはワンプール制を敷いているので、多彩なキャリアが築ける一方、自分のキャリア構築に迷う方も珍しくありません。

キャリア担当制では、専門のキャリアアドバイザーがコンサルタントの適性と考え方に合ったキャリア形成を支援し、最適なプロジェクトへのアサインもサポートしてくれます。

ベイカレントの平均年収は右肩上がり

ベイカレントは株式会社なので、有価証券報告書からおおよその年収を割り出すことができます。ベイカレントにおける直近の平均年収は、2021年2月期で1,102万円、2022年2月期日で1,107万円、2023年2月期で1,118万円となっています。

また、会社の評判・口コミ を掲載している「enライトハウス」が発表している同社に勤務経験がある103人に取ったアンケートを基にした平均年収は、962万円です。なお、年代別平均年収をみると、30代以降の平均年収は1000万円を超えています。

コンサルティングファームは他の職種に比べると高収入ですが、その中でも年収が高い部類です。

30代の年収では全国でトップクラス

東洋経済オンラインが2023年12月に発表した「30歳年収が高い会社ランキング・全国トップ500」によるとベイカレントは19位で、日系のコンサルティングファームの中ではトップクラスです。また、2023年11月に発表された「40歳年収が高い会社ランキング・全国トップ500」では、22位とこちらもトップ50に入っています。

ベイカレントの昇給は実力次第?

ベイカレントには、アナリストから始まる7つの役職があり、下から3番目のシニアコンサルタントまで昇進すると年収が1000万円を超えると推測されています。シニアコンサルタントになる基準は入社から6~10年目だそうですが、実績を出せば勤務年数が短くてもシニアコンサルタントになれる可能性はあるでしょう。

ベイカレントは日系のコンサルティングファームですが、歴史が新しい分実力主義の色が強く、勤務年数より実績が重要視される傾向があります。そのため、やる気がある方ほど高給がのぞめる社風といえるでしょう。

ベイカレントに転職するには?

ベイカレントは、公式ホームページで常時人材を募集しています。コンサルタントの募集要項を見ると、応募の必須項目は以下の3点のみです。

  • 日本語ビジネスレベル
  • 4年制大学以上を卒業後、社会人経験3年以上

コンサルタントとしての実務経験は歓迎はされますが必須ではありません。したがって、他業種からでもコンサルティング業務に活かせる経験やスキルがあるならば、入社できる可能性はあります。

また、資格取得補助制度、社外研修費用補助、英会話スクール費用補助、英語力アセスメント受験補助、キャリアカウンセリング制度などの各種補助制度も充実しているので、入社してからのスキルアップも十分可能です。

ベイカレントが求める人

ベイカレントは、公式ホームページで以下のような行動規範を定めていると公表しています。

  • Value:限られた時間で成果を出す
  • Initiative:主体的に考えて動く
  • Fair-Minded:何事も謙虚に受け入れる
  • Integrity:誠実に行動し、人格を常に磨く
  • Aspiration:向上心を持ち、限界を突破してい

この行動規範を実行できる人材を求めていると考えていいでしょう。向上心が強く、自主的に動ける人材や、間違いを素直に認められる人材などが有利な可能性があります。

ベイカレントに中途入社するためのポイント

ベイカレントは成長著しい企業なので、転職希望者も多数います。選考方法は公開されていませんが、前例を見ると書類選考と適性検査、2~3回の面接が行われます。面接は戦略部門を希望する場合は、ケース面接が行われますがそれ以外の部署は一般的な面接のみです。

ベイカレントの面接では、論理的思考力や人格、コミュニケーションスキルなどがチェックされます。未経験からコンサルタントを目指す場合は、「なぜコンサルタントを目指すのか」「どうしてベイカレントに入社したいのか」を深堀りされると考え、企業研究をしっかりとしておくことが重要です。ライバルが多い分、説得力のある答えが求められます。

まとめ:ベイカレントの平均年収は他のコンサルティングファームと比較しても高め

ベイカレント株式会社は歴史こそ浅いものの成長著しく年収も高いことから、転職先としても人気が高まっています。転職を検討しているなら、企業研究を入念に行うことが重要です。

企業への理解を深めるには、口コミだけでなく実際に勤務していた方から話を聞いてみることも有効です。「ベイカレントの社員や元社員としっかり話をしてみたい」と考えている方は、『GradsGuide』の利用がおすすめです。

GradsGuideは、コンサルティングファームに特化した転職相談プラットフォームです。コンサルOB・OGに直接話を聞けるので、リアルなコンサルティングファームでの働き方や会社の社風、職場の雰囲気などが分かります。匿名の口コミサイトでは出てこない話も聞けるので、企業研究に役立つことでしょう。

また、入社後のキャリア形成や自分がコンサルティング業務に向いているかなどの相談もできます。
登録は無料、相談に乗ってくれるのはOBやOGで採用への影響はないので、安心してご相談ください。

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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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