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コンサル 平均年収のリアルとは?役職別・職種別に徹底解説!

コンサル 平均年収のリアルとは?役職別・職種別に徹底解説!

転職を考えるうえで「年収」は誰もが気になるポイント。特にコンサル業界では、キャリアアップとともに年収も大きく変わるため、事前に正確な情報を知っておくことが重要です。「自分の経験でどこまで年収が上がるのか?」「どのくらいのスピードで昇進できるのか?」——そんな疑問にお答えするべく、この記事ではコンサルファームでのキャリアステージごとの平均年収や、職種ごとの年収の違いについて詳しく解説していきます!

キャリアステージで見る!役職別の年収レンジ

コンサルファームでは、明確な評価基準に基づいたキャリアパスが整備されています。それぞれの役職に応じて、年収も大きく変化していきます。

アソシエイト(22〜27歳/コンサル歴0〜3年)

キャリアのスタート地点。資料作成やリサーチなどの実務を担いながら、コンサルタントとしての基礎を学びます。

  • 年収レンジ:400万〜600万円
  • 特徴:未経験・第二新卒での入社も多く、地頭・ポテンシャル重視の採用が中心。残業代込みで年収が500万円を超えるケースも。

コンサルタント(25〜35歳/コンサル歴0〜5年)

担当業界やクライアントに対して能動的に提案を行い、プロジェクトの一部を主体的に担当します。

  • 年収レンジ:600万〜900万円
  • 特徴:業務レベルは一気に高度になり、クライアントとの対話機会も増加。論理的思考力と自走力が求められます。

マネージャー(27歳〜/コンサル歴2年〜)

プロジェクト全体の管理責任を担うポジション。チームメンバーの育成もミッションの一部です。

  • 年収レンジ:900万〜1,200万円
  • 特徴:戦略の立案から実行支援まで、クライアントと経営目線で議論する立場。提案活動に関わる機会も増え、営業的な視点も重要に。

シニアマネージャー(30歳〜/コンサル歴5年〜)

複数のプロジェクトを横断的にマネジメントし、ビジネスの全体戦略に関与します。

  • 年収レンジ:1,200万〜1,600万円
  • 特徴:新規案件の獲得や、提案書作成・プレゼンテーションまで幅広い役割を担う。組織運営や社内プロジェクトにも深く関わるように。

パートナー(年齢・コンサル歴は実績次第)

ファームの経営に関わる最上位ポジション。クライアントとの強固なリレーション構築が求められます。

  • 年収レンジ:1,600万円〜
  • 特徴:実績次第で青天井の報酬体系。売上に連動したボーナスが主軸となるため、他の職位とは次元の違う年収に到達することも。

職種によってこんなに違う!コンサルタントの平均年収

同じ「コンサルタント」といっても、分野によって年収に大きな差があります。あなたの志望する職種がどのくらいの収入を見込めるのか、あらかじめ把握しておきましょう。

外資系コンサルタント

  • 20代:600万〜2,000万円
  • 40代:5,000万円〜
  • 特徴:パフォーマンス連動型の報酬制度。短期で大きく稼げる可能性がある一方、評価や成果に対するプレッシャーも強い。

経営コンサルタント(総合系・日系ファーム)

  • 20代:550万〜650万円
  • 40代:700万〜900万円
  • 特徴:戦略から実行支援まで幅広くカバーする分、スキルの幅も評価される。比較的安定感のあるキャリアが築ける。

ITコンサルタント

  • 20代:450万〜550万円
  • 40代:800万〜900万円
  • 特徴:エンジニア経験者からの転職も多く、技術力を軸に活躍。デジタルシフトが進む中で市場価値は高まっている。

建設コンサルタント

  • 20代:350万〜450万円
  • 40代:500万〜700万円
  • 特徴:社会インフラ関連の専門性が高く、公共案件など長期視点のプロジェクトが中心。安定志向の方には人気。

昇進と年収の関係:年収アップのタイミングはいつ?

コンサル業界では、昇進のスピードが非常に早く、年収アップのタイミングも明確です。「年功序列」ではなく「成果主義」が基本。パフォーマンス次第で2〜3年で数百万円単位の昇給も珍しくありません。

  • アソシエイト → コンサルタント:入社2年目で昇進し、年収が100〜300万円アップするケースも。
  • コンサルタント → マネージャー:入社後4〜5年以内に達成する人も多く、年収1,000万円台へ突入。
  • マネージャー以降は評価・提案力・売上への貢献度など多面的な評価に。

実力が正当に評価される環境なので、未経験からでも「短期間で年収1,000万円を目指す」ことが現実的に可能なのが、コンサル業界の魅力です。

成果が年収に直結するコンサル業界の魅力

コンサルタントは「結果」がすべての世界。その分、成果がしっかりと収入に反映される仕組みになっています。具体的には以下のような特徴があります。

  • 明確な評価基準があるため、昇進・昇給の時期や内容が予測しやすい。
  • 年収は役職に応じてレンジが決まっているため、キャリア設計がしやすい。
  • 若手でも優秀であればスピード昇進が可能。年齢に関係なく、実力が正当に評価される。

このような仕組みのなかで、「やればやるほど報われる」「頑張った分だけ報酬が上がる」という実感を得やすいのが、コンサル業界ならではの特徴です。

自分の市場価値は?入社ポジション別の想定年収をチェック!

コンサル業界に転職する際、「自分はどの役職からスタートするのか?」は、今後のキャリアと年収を見通すうえで非常に重要なポイントです。ここでは、未経験者・経験者別に、想定される入社ポジションとその年収レンジを解説します。

未経験からの転職:アソシエイトまたはコンサルタント

未経験者は、原則として「アソシエイト」からのスタートになることが多いですが、社会人経験や業界知識によっては「コンサルタント」として採用されるケースもあります。

  • アソシエイト入社:400万〜600万円
  • コンサルタント入社(ポテンシャル高):600万〜800万円

例)事業会社での実務経験が豊富、またはMBAホルダーなどの評価ポイントがある場合、いきなり年収800万円超でのスタートも十分に可能です。

業務経験者・近接業界からの転職:コンサルタントまたはマネージャー

すでに企業内での企画・経営・ITプロジェクトなどに関わった経験がある人は、コンサルタント以上での入社が一般的です。

  • コンサルタント(経験者採用):700万〜900万円
  • マネージャー(専門性+マネジメント経験):900万〜1,200万円

例)ITベンダーでのPM経験や、経営企画室での戦略立案に関わった経験がある方は、マネージャーとして採用されることもあります。

年収を大きく伸ばすための戦略とタイミング

コンサル業界で着実に年収を上げていくためには、「成果を出す」以外にも戦略的に意識すべきポイントがあります。

1. 昇進の「波」に乗る:タイミングを見逃さない

多くのファームでは、昇進のチャンスが年1〜2回あります。このタイミングに向けて成果を出し、上長との目線合わせをしておくことで、昇進がスムーズになります。

  • プロジェクトのリード経験
  • クライアントからの評価
  • 社内でのナレッジ共有やメンタリング

こうした「目に見える貢献」を積み上げておくことが重要です。

2. 評価指標を意識した働き方をする

評価は定性的な印象だけでなく、「KPI(売上・利益率・クライアント満足度)」など定量的な指標でも判断されます。

  • 成果は“見える形”にして上長に伝える
  • 定量目標と自己の貢献を紐づける
  • 他メンバーのサポートを通じて組織貢献も可視化

特にマネージャー以上では「数字で語る力」が収入にも直結します。

スピード出世が可能!年収1,000万突破までのシミュレーション

実際にどのようなスピード感で年収が伸びていくのか?未経験での入社を想定したシミュレーションをご紹介します。

入社1年目(アソシエイト)

  • 年収:約500万円
  • 業務内容:資料作成、分析補助、リサーチなど。基礎的なコンサルスキルを習得。

入社3年目(コンサルタント昇格)

  • 年収:約750万円
  • 業務内容:顧客折衝、提案業務、課題分析・解決。プロジェクトの一部をリード。

入社5年目(マネージャー昇格)

  • 年収:約1,000万円〜1,200万円
  • 業務内容:チーム統括、複数案件のマネジメント、売上責任も一部担う。

このように、20代後半〜30代前半で年収1,000万円に到達することは十分に現実的です。特に外資系ファームでは、成果さえ出せばさらに早くこの水準に届くこともあります。

注意点も押さえておこう!高年収の裏にある「責任と裁量」

コンサル業界は魅力的な報酬体系を持っていますが、その裏には相応のプレッシャーや期待があることも理解しておきましょう。

  • 責任範囲が広くなる:マネージャー以上になると、成果責任だけでなく、チームメンバーの成長支援や営業数字も求められる。
  • 長時間労働・高い稼働率:ハードワークであることは否定できませんが、働き方改革やリモート導入が進み、柔軟性は高まりつつあります。
  • 結果が全ての世界:プロセスよりも「結果」が評価対象となるため、常に成果にフォーカスした働き方が求められます。

これらを理解した上で、「挑戦できる環境」としてポジティブに受け止められる方には、非常にやりがいのある職場です。

理想のキャリアを実現するための第一歩を

ここまで、コンサル業界における年収の実態とキャリアステージごとの違いを詳しくご紹介してきました。ポイントを振り返りましょう。

  • コンサルファームでは役職ごとに明確な年収レンジがあり、昇進のたびに年収が大きくアップ。
  • 成果次第で2〜3年で年収が数百万円単位で伸びることも珍しくない。
  • 年齢よりも「実力」で評価されるため、未経験からでも短期間で年収1,000万円が目指せる
  • 職種やポジションによりスタートラインは異なるが、戦略的に動けば確実にキャリアを積み上げられる

コンサル業界は、やる気と行動力さえあれば、年収もキャリアも大きく切り開いていける場所です。「もっと成長したい」「今の仕事に限界を感じている」そんな思いがある方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。そして、より具体的な情報を得るには、コンサルタント経験者に直接話を聞くのが一番の近道です。GradsGuideを活用すれば、実際のキャリアや報酬についてリアルな情報を得られます。ぜひ無料会員登録をして、あなたに合ったキャリアの可能性を広げてみませんか?

コンサルティングファームへの転職に悩んだら

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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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