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アビーム コンサルティングの平均年収はどのくらい?魅力や転職事情とともに解説

アビーム コンサルティングの平均年収はどのくらい?魅力や転職事情とともに解説

アビームコンサルティング株式会社(以下、アビームコンサルティング)は、日本発、アジア発No.1を目指すグローバル総合コンサルティングファームとして、高い知名度と豊富な実績を持つ会社です。

オープンワーク株式会社が発表している「働きがいのある企業ランキング2024」で第4位にランキングされるなど、就職・転職先としても人気があります。アビームコンサルティングへの転職を検討している方も多いでしょう。

本記事では、アビームコンサルティングの平均年収や社風、転職事情などを紹介します。

アビームコンサルティングとはどのような会社?

アビームコンサルティングは、1981年に創業した日系の総合コンサルティングファームです。日本に約5,900名、アジアを中心とした海外約2,400名、合計約8,300名のコンサルタントが所属しており、世界各地のアライアンスパートナーによる「総合力」を強みとしています。

アビームといえばSAPの豊富な実績がよく知られていますが、戦略立案・構想策定から、業務改革・設計、システム開発・導入までワンストップで手がけ、企業変革や企業価値向上の実現を「リアルパートナー」として支援しています。

日系の企業ではありますがアジアを中心として全世界に28の拠点を持ち、連携パートナー拠点は132カ所にものぼります。日系企業のクライアントを中心として、クライアントがビジネスを展開している日本国内・海外各国で支援を行っています。

また、同社は2004年にNECと資本提携しIT関連の案件に豊富な実績を持っています。2023年2月時点では5368件のSAP認定コンサルタント資格を取得しており、これは日本の企業の中で最多です。

アビームコンサルティングの平均年収は?

アビームコンサルティングは非上場企業のため、有価証券報告書による平均年収の公開は行われていません。しかし、日本最大の会社口コミプラットフォーム「enゲージ」や転職エージェントが、アンケート等を用いておおよその年収を調べて公開しています。

それらによると、アビームコンサルティングの平均年収は、約800万円、年収の分布は若手が500万円~、マネージャーで1,000~1400万円代といったところが多いようです。

コンサルティングファームは他の職種と比べて年収が高い傾向があり、多くの日本の会社と比べると若くても高い年収を得られることでしょう。しかし、著名な外資コンサルティングファームと比べると、突出して高いとはいえない水準です。

ただし、特に大規模ITプロジェクトを手掛ける場合には案件の金額に応じて賞与の金額も大きくなるので上記のレンジを越える報酬を手にする方もいるようです。

アビームコンサルティングの魅力

アビームコンサルティングは新卒入社を希望する学生はもちろんのこと、中途入社を目指すコンサルタントやコンサルタントを目指す方からも人気があります。ここでは、アビームコンサルティングの魅力を紹介します。

日本発のグローバルな活躍をするコンサルティングファーム

日本でグローバルな活躍をするコンサルティングファームは、外資系の会社が多いです。その一方で、アビームコンサルティングファームは「日本発」にこだわり、アジアを中心に世界各国に拠点があります。

ビジネスのグローバル化が進んでいる現在、日系と外資系企業の差は徐々に薄くなっています。それでも、アビームコンサルティングの「日本発・アジア発」の姿勢に共感を抱いている方も多いでしょう。

独特なアプローチ方法

アビームコンサルティングは、以下のような独特なアプローチ方法を強みとしています。

  • クライアント中心の論理
  • クライアントとの長期的な関係を重視する
  • 仕組みづくりよりも、その仕組みを実際に動かす
  • 個人プレーよりチームワーク重視

アビームコンサルティングは顧客の「リアルパートナー」になることを標榜しており、プロジェクトにはチームで対応しています。

コンサルティングファームの多くはプロジェクトにチームで取り組みますが、同社はスポーツチームのように互いに頼りあい、高めあいながら仕事を行っているのが特徴です。

このような姿勢に魅力を感じる方も多いでしょう。

SAPコンサルティング事業における豊富な実績

アビームコンサルティングは総合コンサルティングファームですが、その中でもITコンサルティングの1つとして、SAPコンサルティング事業に豊富な実績を持っています。また、2023年2月時点で5368件のSAP認定コンサルタント資格を取得しているほど、社内の教育制度も充実していますのでそういった点に魅力を感じる方もいることでしょう。

アビームコンサルティングの転職事情

Silhouette of a man jumping from cliff to cliff, business and success concept.

最後に、アビームコンサルティングへ転職を検討している方に向けて、転職事情や難易度を紹介します。

アビームコンサルティングのポジションマッチング採用

アビームコンサルティングは、他のコンサルティングファーム同様に中途採用にも広く門戸を開いています。公式ホームページで常時コンサルタントをはじめとする複数の職種の募集を行っています。

中でも採用方法として、ポジションマッチング採用を実施中です。ポジションマッチング採用とは、「アビームコンサルティングファームの中途採用に興味はあるが、どのポジションに応募すべきか判断が難しい候補者様向けの選考枠」です。

ポジションマッチング採用を利用すると、職歴や経験、スキルなどを考慮しながらすべての募集職種で選考を行ってくれます。

コンサルティング業務に未経験でも就職は可能だがハードルは高い

アビームコンサルティングは、コンサルティング業務未経験でも転職は可能ですし実際に活躍している社員が多くいます。まずは希望する募集職種の必須要件を確認し十分に情報収集をしたうえで応募しましょう。

企業研究・面接対策は必須

アビームコンサルティングに限らず、コンサルティングファームへの転職を検討する際は、企業研究や面接対策は欠かせません。

面接においては、なぜコンサルタントとして働きたいのか、なぜアビームなのかといったことは必ず聞かれます。また、面接を通してコンサルタントとしての適正が審査されます。

ケース面接を含む複数回の面接を通じて、論理的思考力や問題解決能力、コミュニケーション能力などがみられます。転職理由や志望動機は、企業研究が浅いと面接官を納得させる答えは出せません。

しっかりとコンサルティング業界やアビームコンサルティングについて情報収集を行い、コンサルタントという仕事についても理解を深めておきましょう。

アビームコンサルティングの平均年収は約800万円程度

アビームコンサルティングの年収は外資系コンサルティングファームと比べると決して高くはありませんが、しかし日本発・アジア発でありクライアント中心のリアルパートナーという考え方や、実行支援を重視していることなど魅力ある会社です。外資系コンサルティングファームとはまた別の魅力があるといえます。

中途採用でアビームコンサルティングを検討しているが、社風や社内環境、実際の働き方などについて詳しく知りたい場合は、『GradsGuide』を利用してみましょう。

GradsGuideは、コンサルティングファームに特化した転職相談プラットフォームです。アビームOB・OGに直接話を聞けるため、リアルな社風や働き方、社内環境について口コミより詳しい情報が聞けます。企業研究の役にもたつでしょう。

コンサルティングファームへの転職に悩んだら

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  • 選考が進んでいるものの、業界未経験なのでまだ働くイメージがつかめない
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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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