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アビームコンサルティングは激務!?噂の真相に迫る

アビームコンサルティングは激務!?噂の真相に迫る

アビームコンサルティングはあらゆる経営課題の解決や企業価値向上を支援する、日系総合コンサルティングファームとして知られています。

国内外で約8,300名のコンサルタントと、世界各地に存在するアライアンスパートナーによる”総合力”を強みとしており、各業界やサービスにおけるプロフェッショナルたちが、クライアントの戦略立案から導入までワンストップで課題解決を行って多くのクライアントの企業変革や企業価値向上を支援してきました。

そんなアビームコンサルティングですが、アビームコンサルティングと検索すると『激務』という関連ワードがヒットします。果たしてアビームコンサルティングは激務なのか!?噂の真相について調査をしました。

アビームコンサルティングは激務?残業時間はどのくらいなのか

アビームコンサルティングについて激務の噂を調査しましたが、結論としてはプロジェクトにもよりますが、他の総合コンサルティングファームと比較して、アビームコンサルティングは激務ではないという結論になりました。

理由としては、総合系のコンサルティングファームの月の平均残業時間は約55時間という結果に対して、アビームコンサルティングの月の残業時間は39時間というデータだったことから、アビームコンサルティングはコンサル業界の中では比較的激務ではないといえます。

では、なぜ他のコンサルティングファームと比較して残業が少ないのでしょうか?

それは、アビームコンサルティングが2017年より本格的に活動している働き方改革推進チーム『Smart Work Initiatives』(以下SWI)が成果によるものでした。

具体的な取り組み内容を以下の通り紹介します。

  • ノー残業デー:曜日指定なしで、週に1度定時退社を促す制度
  • 深夜・休日の連絡禁止:22時から5時、休日は上司から部下への連絡禁止
  • Smart Work賞与:残業時間が一定時間以下であり、かつ高評価を獲得したコンサルタントは追加ボーナスを受け取ることができる制度

また、アビームコンサルティングではクライアントへの継続的な価値提供を目的として、ワークスタイルの変革を推進しており、その目指す姿を『Business Athlete』という言葉で表現しています。

Business Athleteの実現のためにワークスタイルの変革を進めた結果、他の総合系コンサルティングファームよりも結果として残業が減っており、働き方改革が進んでるといえそうです。

どんな時に激務になる?

アビームコンサルティングが働き方改革によって、大きく労働環境を改善させた事が分かりました。

しかし、『そうは言ってもやっぱり激務なんじゃないの?』『実際はたくさん残業してる人もいるんじゃないの?』そう思われている方もいらっしゃると思います。

実際の所、アビームコンサルティングに限らず、コンサルタントはプロジェクト単位で働き方が大きく変わる為、激務になるタイミングというものは実際に存在しています。

激務になりやすい傾向について見ていきましょう。

激務になりやすいタイミング

  • ITシステムの導入に伴う休日出勤

アビームコンサルティングはIT系にも強いため、IT系の案件も多く受注していますが、顧客のITシステム導入時はクライアントである企業が休日の場合が多く、休日出勤が発生します。また稼働前後は度重なるテストやトラブルへの対応から激務になることがあります。

  • プロジェクトが炎上し、予定していたよりも多くの仕事量が必要となる

これはコンサルタントあるあるですが、いわゆる『炎上』によって激務になるケースがあります。受注時にコンサルティングファーム側とクライアント側で認識のズレが発生したり、外的要因によって起きることもあります。ある程度はマネジメントによって対応できるケースもありますが、クライアント側の都合や外的要因の場合は事前に予想することが難しいでしょう。

  • 納期が迫っていて残業が増える

プロジェクトの締切間際になって、クライアントの期待する成果があげられないなど進捗が悪い場合には激務になります。これもコンサル業界ではどこでも起こりうる事ですが、プロジェクトの進捗状況によっては、夜中でも働かざるを得ない場合があります。

このように、関わるプロジェクトによっては激務になることも現実的にはありますが、アビームコンサルティングに限らず、コンサルタントとして働いている以上は激務になる可能性は否定できません。

しかし、ワークライフバランスを改善するSWIのようなチームがあるように、社員の働き方改革に熱心に取り組んでいるコンサルティングファームであり、プロジェクトを乗り切れば、早めに帰宅したり、長期休暇を取得する方も多い為、メリハリのある働き方ができる会社だともいえるでしょう。

アビームコンサルティングの転職難易度は?

そんなアビームコンサルティングですが、転職難易度は高いです。理由としては3点挙げられます。

  1. 競争率が高い

アビームコンサルティングは国内大手の総合系コンサルティングファームであり、多様なバックグラウンドのコンサルタントを求めていることから、事業会社からも優秀な人材がエントリーすること、高年収を期待できることからも競争率は高いといえます。

  1. 求められる能力が高い

アビームコンサルティングは競争率が高いため、求められる能力も高いです。

求める人物像としては以下の通りです。

  • 成長へのコミットメント、チャレンジ意欲が高い
  • プロアクティブな行動力
  • チームワーク重視
  • 論理的思考、柔軟な発想力を持っている

面接の際は、これらに当てはまる能力、人材であることをアピールしましょう。

具体的には、自ら率先して行動した経験や、チームで目標に向かって努力した経験、チャレンジ意欲のあるエピソードがあると望ましいです。

  1. 選考対策が難しい

アビームでは、以下のようなフローで選考が進みます。

  1. 書類選考
  2. 面接(2回〜3回、部門や一次面接の評価次第でケース面接が入る)
  3. 内定

アビームコンサルティングの面接官は現役コンサルタントであり、面接が進むにつれて年次が上がっていく傾向にあるようです。

また、面接では職務経歴のみならず、考え方の癖や趣味嗜好についても質問があるようです。前述のアビームの求める人物像にマッチした回答ができるように心がける必要がありますが、非常に対策が難しく、またこれらの選考基準は受ける部門によっても異なります。一人で解決することは難しいため、コンサルタント経験者に話を聞けると良い準備ができるでしょう。

まとめ:アビームコンサルティングは激務な時もあるが、働き方改革が進んでいる

アビームコンサルティングはプロジェクトの進捗状況によっては激務な側面もありますが、コンサルティングファームの中では働きやすい環境作りを実施していることもあり、転職人気も年々高まっている会社であることが分かりました。しかし、転職するには競争率が高いため、アビームコンサルティングに転職する為には、情報収集を行い、どんな対策をすればいいかをイメージをする必要があります。

今回取り上げたような労働時間や、選考対策も選考をうける先の部門(ユニット)によって異なるため、オンラインで得られる情報がすべて当てはまるわけではないことに注意してください。

そこでオススメしたいのが、『GradsGuide』というコンサル転職に特化した相談サービスです。

こちらでは、コンサルティングファームで実際に働いていたOBOGの方々に、オンラインで相談が出来るサービスとなっており、会員登録は無料です。もちろん、アビームコンサルティングで働かれていた方も多く在籍されています!あなたの選考を受ける部門の元社員と話すことでより解像度が上がることでしょう。

  • 自分が志望するコンサルティングファームの元社員の話を聞ける
  • 転職エージェントやネットの情報だけではわからない生の声が聞ける
  • 匿名で利用できるので聞きたいことを率直に話せる
  • コンサル入社後のキャリアプランも相談できる
  • 採用企業や転職エージェントとは一線を画すので忖度なしの本音のアドバイスがもらえる

このように、コンサルとして現場で働かれていた方と繋がれるサービスは珍しいですね!

アビームコンサルティングに興味のある方は、ぜひ無料の会員登録をして、どんな人に相談できるか確認してみてはいかがでしょうか?

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記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。
大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。
メルセネール株式会社では職業選択における情報の非対称性の解消を目指し、コンサル業界への転職者に向けたコンサルOB/OG紹介サービスGradsGuideを運営、事業責任者を務める。

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